前田静良

ひぐらしの記

安眠、熟睡、「永眠」

1月18日(水曜日)、ぐっすり眠れて、起き立ての気分はすこぶるつきに良い。寒気は、きのうよりいくらか緩んでいる。安眠と熟睡がこんなに気分良いものであれば、永眠は輪をかけてさぞかし気分良いものであろう。だからと言って早やてまわしに永眠にすがる...
ひぐらしの記

寒さと恥晒しで、身が震えている

1月17日(火曜日)、きのう緩んでいた寒気は一夜にして戻り、起き立ての私は、まったく火の気のないパソコン部屋で、ブルブル震えている。嘆いても仕方のない、季節相応の寒さである。カレンダー上の「大寒」(20日・金曜日)はすぐそこにある。寒気に一...
ひぐらしの記

戯れ文

1月16日(月曜日)、二つのごく小さい僥倖に恵まれて起き出している。一つは、「大寒」が今週(20日・金曜日)にひかえているのに、寒気は大緩みにある。一つは、恐れていた起き出し時刻の早さ(3時近く)の定着を免れて、いい塩梅の頃(4:59)に起...
ひぐらしの記

小正月・旧正月

1月15日(日曜日)。おととい、きのうに続いて、きょう三日目、ほぼ同時刻(三時前)に起き出して来た。私は、こんな時刻の起き出しの定着を恐れていた。ところが、あにはからんや! 三日も続いてしまった。それゆえにこの先へ続けばと、恐怖感つのるばか...
ひぐらしの記

「嗚呼、眠れない!」、続編

1月14日(土曜日)。きょうの文章はきのうの「嗚呼、眠れない」の続編である。きのうとまったく同様に、寝床で二時間余を悶々として眠れず、両目玉冴えて起き出して来た。すると、パソコン上のデジタル時刻もまた、きのうとほぼ同じ2:58と刻まれている...
ひぐらしの記

嗚呼、「無情」。長い夜

1月13日(金曜日)。嗚呼、眠れない。寝床で悶々すること2時間余、起き出して来た(2:54)。心象(風景)は、時々刻々に変化する魔物である。きょう書けているからと言って、あすも書けるとはかぎらない。継続を叶えることは、極めて困難事である。そ...
ひぐらしの記

人生、気狂いの雑感

1月12日(木曜日)、起きてまだ夜明け前にある。もとより、安眠と癒しを貪るはずの寝床は、様々な妄想が駆け巡る運動場さながらに化している。人生とは悩み苦しみて、死ぬまで生きることである。82年生きて、わが確かな悟りである。しかしながら実際の苦...
ひぐらしの記

「鏡開き」

1月11日(水曜日)。まったく火の気のないパソコン部屋の椅子に座して、現在、デジタル時刻は3:58と刻まれている。寒さで、体が震えている。だけど、寝床が恋しいとは言えない。なぜなら、わが意志で抜け出して来たからである。冬季にあって、目覚めて...
ひぐらしの記

「謝意」文

1月10日(火曜日)。元旦、三が日、七草、ほか「初」という冠を付けた歳時(記)は、日ごとに過ぎている。加えて、きのうの「成人の日」(9日・月曜日、休祭日)へ連なる三連休も過ぎた。現在は、起き立ての夜明け前にある。きょうあたりから実質、働く人...
ひぐらしの記

成人の日

きょうは「成人の日」(1月9日・月曜日、休祭日)。遠い日の思い出というより、空(から)ごとの夢まぼろしになりかけている。確かに、私のみならず人は、華ある成人(式)を迎えても、年月を過ぎれば必定、老い耄れの姿をさらけ出す。このことは人間のみな...