前田静良

ひぐらしの記

きょうは「ごちゃまぜ文章」を詫びる

十一月二十一日(木曜日)。生きて目覚めて、起き出している。わが心中にはふるさと言葉で言えば「だごじゅる」のごとく、いろんな思いが渦巻いている。「だごじゅる」とはさしずめ、日本社会における普遍的なレシピ(献立)に置き換えれば、「すいとん」と言...
ひぐらしの記

冬将軍に打ちのめされている

11月20日(水曜日)、3時40分。頻尿によるトイレ起きを繰り返し、寝たきはまったくしない。起きれば寒気にぶるぶる震えて、寝床入りを繰り返している。不甲斐なく、情けなく、こんな決意をしている。それは寒気に打ちのめされて、わが弱虫のせいである...
ひぐらしの記

冬将軍、到来

11月19日(火曜日)。ほぼ定時の起き出しにある。ただ、夜長ゆえに未だ暗闇である。外気模様には雨なく、強風が戸袋の雨戸の音を強く鳴らしている。きのうは一日じゅう強風が吹き荒れて寒く、道路はわが名づけの「枯葉川」状態に晒されていた。現在はきの...
ひぐらしの記

浅い眠り、まだ続きそうである

11月18日(月曜日)。いまだ夜明け前の起き出しにあり、きょうの天気模様を知ることはできない。雨戸を閉めていない、前面の窓ガラスを通して見ている外気はいまだ暗闇であり、それゆえ頭上の蛍光灯が明かりを照らし、ポツリと写っている。夜長の静寂(し...
ひぐらしの記

わが愚痴こぼしを打ち壊した、女神の恵み

十一月十七日(日曜日)。ほぼ定時あたりの、目覚めと起き出しにある。しかし、夜長の季節にあってはいまだ、夜明けの空を見ることはできず、部屋内外共に真夜中の佇まいにある。私の場合、朝の起き出し時刻には、五時あたりを定刻と決めている。現役時代にあ...
ひぐらしの記

嗚呼! 恨めしや「八十四歳」

十一月十六日(土曜日)。世間の人にあってはほぼ定時、いやまだ早く、土曜日にあってはいまだ、白河夜船を貪っている人もあろうか。私の場合はかなり遅い目覚めと起き出しである。ところが睡眠時間は浅く、起き立ての気分は憂鬱状態にある。このせいでやっと...
ひぐらしの記

ちょっぴりの自惚れ、許してください

きょうは「七五三」(十一月十五日・金曜日)。曽孫がいれば「千歳飴」を提げて、お宮参りの愉しみがある。それは叶わずかつての私は、綺麗に着飾った親子連れが楽し気に参道を歩く姿を眺めるために、「鶴岡八幡宮」(鎌倉市街)へわざわざ出かけていた。歩い...
ひぐらしの記

大沢さまのお帰りを待っている

十一月十四日(木曜日)。早い起き出しを食らっている。常にわが眠りは浅く、特に昨夜の場合は、正味の睡眠時間は三時間程度であろう。開催中の「ラグザスpresents第三回WBSCプレミア12」(野球の国際試合)にあって、昨夜は侍ジャパン対オース...
ひぐらしの記

わが疲れを癒す、たまご様の同士(同志)入り

十一月十三日(水曜日)。ほぼ定時の起き出しだけれど、夜長の季節にあっては夜明けの空模様を知ることはできない。しかし、パソコンを起ち上げて掲示板を覗けば、このことは知ることができた。掲示板上には、たまご様の初投稿作品『泉』が掲載されていたので...
ひぐらしの記

題無しの番外編

大沢さまのご好意に背くまいという一心で、我楽多(ガラクタ)のわが脳髄に鞭打ち、私は長い間「ひぐらしの記」を書き続けてきた。できれば過去形にせずこの意思は、この先へ繋がることを願っている。ところが、この意思を阻むものは他人事(ひとごと)にはで...