ひぐらしの記 雨の夜明け 五月六日(木曜日)、大型連休中にあってはまるで、遠慮していたかのように、雨の夜明けが訪れている。きょうは「昭和の日」(四月二十九日・木曜日)を含めて、五月へ月替わり通して四日、すなわち「憲法記念日」(五月三日・月曜日)、「みどりの日」(五月... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「こどもの日・立夏」 五月五日(こどもの日・水曜日、立夏)、宮仕えの人たちが気兼ねなく休める、大型連休の最終日の夜明けが訪れている。現下の日本社会にあっては、新型コロナウイルスのせいで、外出や行動の自粛を強いられて、さらに週末の日曜日(五月九日)まで、自制の休暇... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 世代交代 「みどりの日」(五月四日・火曜日)の夜明けにあっては、のどかに明るい陽射しがふりそそいでいる。書きたい文章のネタなく、私は仕方なく実の無いいたずら書き始めている。 さて、ありふれた簡単明瞭な言葉であっても、それぞれには重たい意味を含んでい... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 憲法記念日 朝日の輝きさやかに、「憲法記念日」(五月三日・月曜日)の夜明けが訪れている。しかしながらわが気分は、晴れない。いや、晴れようがない。就寝時にあって私は、頭部の一部に痛みと違和感をおぼえていた。脳の病の前触れかなと? と、いくらか驚いた。とこ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 初夏と大型連休、しかし…… 月が替わって五月一日(土曜日)、もう晩春とは言えなく、明らかに初夏の季節である。朝日の輝きには「晩」という暗さは微塵もなく、明るくさわやかな夜明けが訪れている。窓ガラスに垂れるカーテンを開ければ、目先の山は緑色に映えている。 春から夏へと... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 大型連休、「生きています」 四月三十日(金曜日)、目覚めてすぐに起き出して来た。現在のデジタル時刻は、5:32と表示されている。しかし、慌てる気分は遠のいている。それは、開き直りをみずからに課しているためである。きのう、一日じゅう降り続けていた雨は止んで、朝日が明るく... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 寝起きの戯言(ざれごと) 横文字やきらびやかな言葉の多用は、確かに多能や多才の証しにはなろう。しかしながら半面、頼りない才能の見せびらかしにも思えてくる。実際、時と場合においては、緊張感をともなわない実の無い言葉になり下がる。たとえ簡易な日常語であっても、分かり易い... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 わが疲れ癒しの処方箋 猫の額にも満たない庭中にあってこのところの私は、百円ショップで買い求めたプラ製の腰掛に座る日が続いている。この主目的は、イタチごっことも思える、雑草取りのためである。ところが、主目的変じて腰掛に座れば逆に、私は雑草に憂鬱気分を癒されている。... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 途中経過の悲しみ これまでの私は、意識して新型コロナウイルスにかかわることは、できるだけ書くまいと、肝に銘じてきた。なぜなら、このことにかかわることを書き連ねれば、気分の晴れることはない。 人類社会は、今なお収束の見えない新型コロナウイルスとの戦いのさ中に... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 延長戦続く、新型コロナウイルスとの闘い どこまで続く、泥濘(ぬかるみ)ぞ! 人間社会の穏やかな日常が、始末に負えない新型コロナウイルスのせいで、日々砕けてゆく。東京都、京都府、大阪府、兵庫県の四自治体は、きょう(四月二十五日・日曜日)から、三回目となる「緊急事態宣言」の開始となる... ひぐらしの記前田静良