ひぐらしの記 私家本より、『雑煮の具』 食べものには、それぞれに旬というものがある。同じ食べものであっても、食べる時季や時期によって、おのずと味覚や風味が異なってくる。 雑煮は、元日の朝に食べる雑煮の味が旬である。夏の盛りにあって雑煮はもちろんのこと、私は餅そのものを敬遠したく... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「八月盆」 八月十三日(金曜日)、雨の夜明けにあって「八月盆」の迎え日が訪れている。お盆の期間は四日であり、最終日は送り日となる。古来、お盆は正月と並んで、日本社会における二大の大事な習わしである。しかしながら、この習わしの響きには雲泥の差がある。言う... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「東京オリンピック」、男子マラソンスタート 台風接近のため雨戸を閉じて就寝し、起き出してきてパソコンを起ち上げている。だから、外の様子はいっこうにわからずじまいである。起き立ての私は、両耳に集音機を嵌めている。このため難聴の耳は、音を拾っている。雨戸を強く叩くほどではないけれど、絶え... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 平和! それはみんなの願い。 一分間の黙祷を終えて、松井広島市長の「平和宣言」を聞き、子どもたちの「わたしたちの使命」の言葉を聞いて、私はまなうらに涙をいっぱい溜めて、開きぱなっしのパソコンへ戻ってきました。そして、読み後れていた古閑さんのメッセージや、大沢さまの追い打... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 七十六回目の「広島、原爆の日」 夏の朝、のどかな夜明けにあっても、文章が書けない。このところ続いている、わが体たらくの証しである。日本の国の現下の世相は、憂いごととそして楽しいことに、ほぼ二分されている。言うなれば、悲喜交々の混乱状態にある。この状態は身近なところで、テレ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 夏空の下の私 八月五日(木曜日)、へんてこりんな文章を短く書き出している。このところの私は、たった一つのわが願い、すなわち継続文をみずからの意志で断ち、休心状態に逃げ込んでいる。休心状態とは言えもちろん、心身が休まるはずはない。いやむしろ、憂鬱気分はいや... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 学び、高橋弘樹様へ、感謝! ブログ『創作相談室』における「創作文」を私は、そのたびに教科書代わりに、深く読んで学んでいます。文章の巧みさはもちろんのこと、身近な日常事にあらためて、私は新たな学びをおぼえています。質問者と回答者(相談者)の体裁はきわめて分かり易く、その... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 近況と、この先のわが夏 オリンピックのテレビ観戦に明け暮れて、平常心が保たれていません。期間限定のオリンピックを十分堪能するために、私は意図して迷い文に焦燥することを断っています。もちろん、二兎を追えないわが能力の限界を十分に知らされています。こちらは今さら知り得... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 今晩、「東京オリンピック」開会式 へんてこりんな四連休の二日目、「体育の日」にある。七月二十三日(金曜日)、大空いっぱいに彩雲が浮ぶ、のどかな夏の夜明けが訪れている。またとない、粋な天上のおもてなしである。こんな幸運にありついて、日本社会のきょうのメーンエベントには、当初の... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 きょう(七月二十一日・水曜日)より、競技開始 七月二十一日(水曜日)、きょうの文章はわがコメントを抜きにして、全文がメディアの配信ニュースの引用である。その理由は、「東京オリンピック」の全容が網羅されているためである。なかんずく、変形オリンピックと言われるこのたびの東京オリンピックを記... ひぐらしの記前田静良