ひぐらしの記

ひぐらしの記

朝飯前

四月二十日(水曜日)、またしても小雨まじりの小嵐の夜明けである。夜が明けるのは太陽の恵みである。とりわけ、朝日が輝いて明けるのは、一等賞の恵みである。この点、きょうの夜明けには、一等賞はお預けである。だからと言って、ビリの夜明けと、蔑(さげ...
ひぐらしの記

生存は一語で、「尊厳」

四月十九日(火曜日)、久しぶりに夜明け前に起き出して、文章を書き始めている。だからと言って、長い文章は書かない。なぜならきのうは、独りよがりに長いメディアの配信ニュースの引用を試みた。このことでは、いまなお詫びたい気持ちが山々である。  こ...
ひぐらしの記

野球界の傑物、佐々木朗希投手

確かに、世に稀な傑物は、どんな分野にも存在する。だからわが勝手に、「野球界の傑物」と名付けた。きょう(四月十八日・月曜日)はわが文章にあらず、再び、同一人物で記録に留める、メディアの報じる引用文である。すっきりしない夜明けの天候のもたらす、...
ひぐらしの記

朝日輝く、寝坊助の祟り

四月十七日(日曜日)、風雨なくのどかに朝日が輝いている。山の緑は露を落とし切り、朝日に照り返されている。寝坊助の朝にあって、カーテンを開いた窓ガラスから望める山の現在風景である。多分、きのうまでは乾ききれなかった道路は乾いていて、掃除に耐え...
ひぐらしの記

モチベーション(気力)喪失の成れの果て

四月十六日(土曜日)、夜明けの空は、きのうの悪天候を引きずり、雨まじりの小嵐にある。現在、寒の戻りは真冬並みにある。気象のもたらす悪状況に遭遇し、わがモチベーションは、きょうもまた失せたままである。   ここ二日ばかりの関東地方は、雨まじり...
ひぐらしの記

侘しい、わが世の春

四月十二日(火曜日)、起き出してきて窓ガラスを覆うカーテンを開くと、山の新緑が眩しく眼を射る。子どもの頃に早起き鳥の役割を担っていたニワトリに変わり、山に棲みつくウグイスが、「おまえは寝坊、寝坊助だ!」と、蔑みと待ち遠しさまじりの鳴き声を立...
ひぐらしの記

若きバッテリーが叶えた快挙

四月十一日(月曜日)、すでに夜が明けて朝日が射している。このところの私は、惰性のご利益を自ら棒に振り、中だるみに甘んじて、文章の頓挫を被っていた。そのせいでこの先は、もはや再始動はありえないと、これまた自ら覚悟と観念を固めていた。そしていま...
ひぐらしの記

新聞とテレビ

物心ついて以来、三度の御飯の次に位置してきた新聞購読を、ついに止めている。止めた理由には二つある。一つは、試しに止めてみても、まったく不都合がなかったからである。逆に言えばさらなる購読継続に、実益やご利益(りやく)を見いだせなかったからであ...
ひぐらしの記

桜、散り際の戯言(ざれごと)

四月五日(火曜日)、ようやく雨は止んで、夜明けの空には、まだらに朝日が光っている。きのうの真冬並みを超える寒気は、朝日(日光)の恩恵を得て緩んでいる。どうやら、菜種梅雨は逃れたようだ。できればきょうは、後れてきた春の陽光、さらには欲張って散...
ひぐらしの記

ふるさと便・定期便

四月四日(月曜日)、夜明けは小嵐と雨降りである。寝起きのわが身体は、ブルブル震えている。身体の震えは、地震発生に慄いてではなく、ずばり季節狂いの寒さのせいである。このところあまねく日本列島は、寒の戻りを筆頭に、花曇り、花冷え、花嵐、桜雨、そ...