四月十七日(日曜日)、風雨なくのどかに朝日が輝いている。山の緑は露を落とし切り、朝日に照り返されている。寝坊助の朝にあって、カーテンを開いた窓ガラスから望める山の現在風景である。多分、きのうまでは乾ききれなかった道路は乾いていて、掃除に耐えられるであろう。そうであれば日曜日の朝の散歩めぐりの人たちに先立ち、道路を清めなければと、わが気持ちは焦っている。確かに、寝坊助の飛んだしくじりである。早出の散歩めぐりの人に対しては、心して謝らなければならない。ここまで走り書いて、書き止めである。あわてふためいて、道路の掃除へ向かうためである。