モチベーション(気力)喪失の成れの果て

 四月十六日(土曜日)、夜明けの空は、きのうの悪天候を引きずり、雨まじりの小嵐にある。現在、寒の戻りは真冬並みにある。気象のもたらす悪状況に遭遇し、わがモチベーションは、きょうもまた失せたままである。
  ここ二日ばかりの関東地方は、雨まじりの小嵐と寒の戻りの三すくみに、見舞われた。おのずからわがひ弱な精神力は、こっぴどく打ちのめされて、気力は萎えに萎えていた。弱り目に祟り目,この間、パソコントラブルにも見舞われた。パソコントラブルは機械ものゆえに、現在は修復されて正常状態にある。ところが一方、モチベーションは人間心理、すなわち文字どおり心象ゆえに今なお正常へは戻り切らずに、萎えた状態のままにある。この明らかな証しには、私は文章を書く気力をまったく殺がれていた。実際にはずるずるばったりと、あからさまにずる休みを続けていた。こんなことではまずいと、わが身に鞭打った。それでもなお気乗り無く、ようようパソコンを起ち上げた。案の定、こんな精神状態では、文章が書けるはずもない。おのずから現在の私は、大きな恥をさらしている。
 この文章に一利があるとすればそれは、怠け心の歯止めくらいのものである。しかしながら確かな歯止めにはなり切れず、すってんころりとしそうな千鳥足状態にある。夜具は冬布団を再び取り出し、現在のわが着衣は、これまた再びの冬防寒重装備状態にある。おのずから、この先を書く気力は萎えたままである。だからきょうは、パソコンを起ち上げたことだけで、十分良しとするところである。もちろん、自己弁解、自己慰安にすぎない。なぜなら、この先が思いやられるのは、いつもの繰り返しでもある。くよくよせずにモチベーション(気力)の回復を待つしか、なんらのすべもない。これまた、「言うは易く行うは難し」である。
 山の緑は雨に濡れて、風に揺れている。わが待ち望む暖かい陽射しは、じっと雲隠れのままにある。わが生存あるかぎり、「日光、日光!」と、わが呪文の止むことはない。