ひぐらしの記 「おためごかし」 十二月十五日(火曜日)、年の瀬は半ばにある。気象庁の予報どおり日本列島には、真冬並みの寒波が訪れている。北の地方の予報には普段の天気や気温に加えて、競い合うかのように積雪の高さが報じられている。それを聞くたびに私は、身震いをおぼえるところが... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 妻同行の歯医者、そして買い物行 十二月十四日(月曜日)、予報によれば今週には寒気が訪れるという。冬季という時節柄、慌てることはないけれど、これまで暖かい日が続いていただけに、寒気に身構えるところはある。いやいや、予報どおりに寒気が訪れれば、きわめてつらい週となる。 確かに... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 長い夜はつらい夜 十二月十三日(日曜日)、現在デジタル時刻は2:43と刻まれている。一基の蛍光灯の灯る部屋の中は、静寂にいまだ真夜中の佇まいである。わが目は輝いているわけではなく、眠気まなこ状態にある。習性にしたがって目覚めたため、起き出して来たにすぎない。... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 寝坊助の心境 十二月十二日(土曜日)、顔に浸す蛇口の水が冷たくて体が震えた。寝起きが遅れて、五時半近くにパソコンへ向かっている。だから、慌てふためいている。起きれば、文章を書かなければならない。このことは、わが身には途轍もなくプレッシャーである。そしてで... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 勢いを増し続ける「新型コロナウイルス」 十二月十一日(金曜日)、勢いを増し続ける「新型コロナウイルス」。いまだに節目とも言えない途中経過に過ぎないけれど、現下そしてこの先にわたり、東京都のみならず日本社会が怯える状態だけに引用を試みたものである。 【東京 ついに600人台に 医療... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 長い夜の終盤に身を置いて 十二月十日(木曜日)、長い夜も「冬至」(十二月二十一日)へ向かって、終盤にかかっている。現在(3:43)は寒くもなく、身体的には凌ぎ易いいまだ夜中にある。すでに一時間近く、メディアの報じる配信ニュースを読み漁っていた。ニュースの多くは、新型... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 人、鳥(鶏)、二様のウイルス惨禍 「現在ページ」は日に日に「過去ページ」へ移り、「未来ページ」はまったく無縁である。十二月九日(水曜日)、起き立てのわが思いである。 さて、人間界は新型コロナウイルスに翻弄され、鳥類は鳥インフルエンザウイルスの脅威に晒されている。千万羽を超え... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 ストレス病 十二月八日(火曜日)、気分重たく起き出している。実際には、胃部あたりに不快感をおぼえている。あれこれと脳髄をめぐらしても、原因不明である。強いて原因を探せば、わが人生に付き纏うストレス病なのかもしれない。対人関係の少ない現在のわが日常生活に... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 寒い朝の愚痴こぼし 十二月七日(月曜日)、遅く起き出して来た(5:32)。そのため、あわてふためいて、走り書きを強いられている。きょうは、早出の歯医者の予約通院日である。こんな予定がある日の私は、平常心を失くしてオチオチとしておれない。明らかなとばっちりは、執... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 不意打ちの「寒気団」 十二月六日(日曜日)、悪夢にも魘(うな)されたけれど、それよりなにより寒さが身に堪えて、起き出してきた(3:54)。いよいよ冬将軍のお出ましかな! と、思える寒気著しい長い夜に身を置いている。だからと言って私は、自然界の仕打ちにたいし、手の... ひぐらしの記前田静良