感涙! 感謝!

 十二月十七日(木曜日)、普段とは異なる心境をたずさえて置き出しています(3:46)。ひと言で言えば、人間の情愛の深さに心打たれています。それをもたらしているのは、思いがけなく掲示板上にたまわったご投稿文と三枚の写真のおかげです。お写真は新型コロナウイルス禍にあって、闘病に打ち勝たれている恩師、すなわちわが小学校一年生そして二年生時代の一組の担任であられた「渕上先生」(うら若き独身時代のお名前)のお姿です。
 前置きが長くなりました。洋子様、まことに勝手ながら、ご投稿文を「ひぐらしの記」へ移さしてください。お写真の転載は、電話なりで洋子様のお許しを得てからにいたします。文章の転載は、お許しを得ないままであり、切にお許しください。ブログの性質上、あらためて洋子様をご紹介いたします。洋子様は恩師、平先生のご長男の奥様です。愛情深い文章、恩師のお姿、さらには時節柄のふるさと風景の写真など、読んだり、眺めたりしてわが心は満ち足りています。その表れをずばり、表題といたします。


 「年の瀬 投稿者:平 洋子様 投稿日:2020年12月16日(水)18時36分1秒。
 「慌ただしかった一年がもうじき終わろうとしています。思い返せば1月半ばの義母の入院から始まった令和2年でした。元気でデイサービスに行った次の日の急な発熱と入院、2月半ばには新型コロナウイルスの発生による面会制限、2度にわたる転院、そして今は介護付きの老人ホームで穏やかな毎日を過ごしています。その間、私の骨折・手術・2ヶ月にわたる入院で、夫には大変な思いをさせました。その夫も人間ドックで発見された大腸ポリープ をとる という未だかってない経験をすることになりました。今まで何事もなかったのがむしろ奇跡なのかもしれません。コロナウイルスのせいで義母との面会や外出がままならないのがもどかしく、着替えの受け渡しで状況を想像することしかできません。カメラを預けているので、時々撮影していただいています。なるべく家にいる時のような環境にしたいとのことでしたので、 家族の写真や頂き物など届けると部屋に飾ってあります。丸山宏子様からのお手紙も、食い入るように読んでいる姿を写真で見ることができました。窓越しの面会はできるようになったので、時々は会いに行けるかなと思います。先日、若い女性と話をする機会がありました。人と接する仕事なので賑やかなところに行くのを避けているし、短時間で買い物を済ませているとのこと。なんとなく世の中暗いですねと、言われていました。若い人でさえそうなんだと、ますます落ち込みそうになりました。ことしは早めに餅つきをして県外の次男に送るつもりです。うちのお餅がいいとのこと、お屠蘇には熊本名産の赤酒を送ろうかなと思います。超自粛のお正月が今回だけで終わるよう願う次第です。」