十二月八日(火曜日)、気分重たく起き出している。実際には、胃部あたりに不快感をおぼえている。あれこれと脳髄をめぐらしても、原因不明である。強いて原因を探せば、わが人生に付き纏うストレス病なのかもしれない。対人関係の少ない現在のわが日常生活にあって、ストレス病に罹るのは、まったくの自損である。だとしたら、これぞ人生の悲哀! と言えるのかもしれない。そろそろ、胃カメラを呑む頃かもしれない。しかしながらカメラは、真空管みたいなストレス病を、病巣や映像としてとらえることができるであろうか。案外、「加齢のせいですね!」「そうですか」、のやりとりで終わりそうである。うれしい診断ではあるけれど、半面、内視鏡検査料がもったいなくて、新たなストレスを招くであろう。
このところ頓(とみ)に薄くなるのは、わが頭髪と財布が一頭地抜いている。きょうはにわかにストレス病に罹り、この先、自作文が書けない。そのため、この文の下段にメディアの報じる配信ニュースを引用文して、お茶を濁すものである。新型コロナウイルスに対応しては、「GO TO トラベル」をはじめ、さまざまに政府肝入りの支援策が目白押しである。それら自体は背に腹は代えられず、もちろん非難すべきところはない。しかし、制度自体が急ごしらえで不備なのか、それとも国民良識の欠如のせいなのか、それぞれの施策において「正直者が馬鹿を見る」という、悪徳現象が起きているようである。
なかでも、「持続化給付金」施策においては、申請手続きの不備などで、いやいや明らかな不正でお金の横取りが莫大な額になっているという。わが不埒(ふらち)な下種の勘繰りでは、なんだか「詐欺助成金」にも思えるほどの悪徳現象である。すなわち、このところの政府および自治体の施策は、総じて小手先と思えるものばかりである。その挙句には、世渡り上手、いや小賢(こざか)しい人だけが世に蔓延(はびこ)る現象を見る思いである。
さらに言えば、弱者は置いてきぼりをくらい、強者救済の施策ばかりである。おのずから私は、さまざまな施策に腑に落ちないところがある。これもその一つである。案外、わがストレス病は、世情からもたらされているのかもしれない。そうであれば治療のほどこしようなく、「泣き寝入り」である。
【地方移住&住宅購入で「100万円」 対象者は東京23区居住者ら】(12/7・月曜日、16:54配信 フジテレビ系(FNN)。地方に住宅を購入すると最大100万円分の家電などがゲットできる、ポイント制度が導入されることが明らかになった。対象は、地方移住をする東京23区内に住む人や、働く人で調整中。杉並区在住・20代女性「テレワークが進んでいる中で、都心に必ずしも住まなくていい方とか、1つのきっかけにはなるのかな」品川区在住・20代女性「家建てたり、リフォームだったりは、数百万円じゃ足りない場合も多いと思う。100万円もらえるから踏み切ろうとはならない」品川区在住・50代女性「今、真剣に検討している人は、背中を押してもらえるかなと思うけど、たかだか100万で人生が変わるって選択ができるのかなって」狙いは、16カ月連続で前年に比べ、減少し続けている住宅市場の活性化と、移住を勧めることで地方創生につながることとみられている。コロナをきっかけに、注目の地方移住。地方自治体も、さまざまな支援策を打ち出し、移住者の呼び込みを行っている。富士山のふもと、静岡・富士市では、テレワークをきっかけに東京近辺から引っ越した場合、引っ越し費用など最大50万円を補助。また石川県では、東京23区から移住し就業した人へ、最大100万円を支給している。新制度の対象は、都内で生活を続けながら省エネ住宅を購入する場合や、コロナ禍で根づいてきたテレワークなどのためのリフォームについても、ポイントの対象とする方向で調整されている。この新制度、8日にも閣議決定する追加経済対策案に盛り込む予定としている。