ひぐらしの記 「嗚呼、無情」の文章 12月10日(火曜日)。このところの起き出し時刻は、みずからが決めているほぼ5時前後で安定している。この前後だと起き立ての気分に焦燥感はなく、さらには朦朧頭や眠気眼も免れる。きのうも書いたけれど、100円ショップで買えば済むことだけれど、わ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 仲冬の日本晴れの朝 12月9日(月曜日)。壁時計の針は5時手前を回っている。パソコン部屋には、寒暖計の備値はない。ゆえに寒暖は、もっぱらわが体温に頼っている。だから、現在の度数を知ることはできない。しかし、寒暖の程度は知ることができる。すると現在は、きのうまで... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 休めばいいのに、書いてしまった 12月8日(日曜日)。壁時計の針は、起き出し時刻を定時と決めている、5時前あたりを回っている。さて、私はこんな思いをたずさえて、パソコンへ向かっている。きょうは日曜日。かつ、夜長の季節にあってはいまだ、真っ暗闇の夜の佇まいにある。休めばいい... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 自然界、人間界共に、年の瀬の朝が来た 12月7日(土曜日)。季節は日々冬の色合いを強めて、人の世は年の瀬の慌ただしさを深めている。それでも、突然の天変地異の鳴動さえなければ、自然界および人間界共に、正常の時のめぐりである。自然界のもたらす夜長は、陸上競技場(トラック)に例えれば... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 恩師「渕上先生」お元気で、気分がいい 12月6日(金曜日)。夜長の季節にあって、それよりなにより人生行路のゴールテープ直前にあって、熟睡や安眠を貪(むさぼ)れなければ、この世で何んの愉しみがあろうか。こんな思いをたずさえて起き出している。この頃の常套表現を用いれば、壁時計の針は... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 魅せられて… 12月5日(木曜日)。夜長の季節にあって、目明きのままに悶々とする睡眠を終えて、起き出している。熟睡に落ちていたのは、どれくらいの時間だっただろうか。そのことを浮かべればぞっとするほどに、短い時間だったことだけは請け合いである。このところの... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 生涯学習『死ぬまで努力』 12月4日(水曜日)。決めている定時(5時)の起き出しより、少し前倒しに起き出している。そのうえ就寝中はほとんど寝つけず、まさしく朦朧頭と眠気眼のダブルをこうむっている。こんなことでは心中にネタなど、浮かぶはずもない。もとより、ネタ切れは常... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 寝起きの「悪あがき」 12月3日(火曜日)。起き出して来て、パソコンを起ち上げた時刻は5時ちょうど、みずから定時と決めている、まさしく定刻にある。一方で私は、こんな思いをたずさえて起き出している。起き出して来て、「ひぐらしの記」を書かずに済めば、どんなに寝起きの... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 年の瀬に思う 12月2日(月曜日)。壁時計の針は、起き出し時刻の定時(5時)から、30分ほど過ぎたところを回っている。両耳には補聴器を嵌め、メガネをかけ、さらに文章には関係ないことまでを書けば、洗った入れ歯を入れて起き出している。雨の音、風の音、嵐の音な... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 こころ急く、師走入り 12月1日(日曜日)。いよいよ、ことしの最終月を迎えている。壁時計の針は、私の切ない心情などにはお構いなく、みずからのペースで正確に時を刻んでいる。起き立ての私は、時のめぐりの速さに脅かされて、「ああ無常、ああ無情」という、二つの切ない心境... ひぐらしの記前田静良