ひぐらしの記 危ない兆候 机上カレンダーを眺めていた。きょうの行事には、「官庁御用始め」(1月6日・月曜日)とある。こんな歳時(表記)は、かつての官尊民卑の名残であろう。あらゆる面で差別が省かれている現代の世にあって、こんな表記はいつまで存続するのであろうか。公務員... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 待たれる陽春 1月5日(日曜日)。刀折れ矢尽きる。新春早々、音を上げている。身に沁みる寒気のせいではない。終末人生を生きることは、雲を掴むほどに難儀である。泣き虫、弱虫。愚痴こぼしを抑制し生きたり、なおその様を文章に綴り続けることなど、凡才の私には不可能... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 第101回(令和7年)「箱根駅伝」記録 1月4日(土曜日)。目覚めて起き出して来て、寒さでブルブル震えている。きょうは書く気分を殺がれていたけれど、身勝手にもこのことだけを記録として、留めて置くためにパソコンを起ち上げている。現在のデジタル時刻は、4:43と刻まれている。わが毎年... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 ことしの机上カレンダーの使い始め 令和7年(2025年)、1月3日(金曜日)。ボケ老人にあっては、年変わりを間違えないようにしなければならない。だから、机上カレンダーを確かめて、日取りを書いた。覆われていたラップをバリバリ引き裂いて、ことしの机上カレンダーは、いま初めての使... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「書初め」は、躓きと大恥 新しい年(令和7年・2025年)の正月・元日・元旦には、「御来光」を拝めるほどに、すこぶるつきの好天気が訪れた。ところが私は、御来光を拝むためにあえて、わが家近くの山(天園ハイキングコース)へは向かわず、茶の間のソファに背もたれて、ひねもす... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 祝❗ 迎春 新年明けましておめでとうございます。私事では、昨年は高橋弘樹様のエールを賜り締ました。一年を通しては、大沢さまはじめご常連の皆様の好意と支援、かつまた激励により、文章を繋ぐことができました。すべての皆様に対し、御礼と感謝申し上げます。新年の... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 とうとう、「大晦日(おおみそか) 今さら(84歳)になっても、バカな私である。目覚めて寝床の中で、こんな幼稚・簡易な日常語の意味調べを試みていた。大袈裟好きのわが本性(ほんしょう)の証しと言えそうである。いや、わが掲げる生涯学習とは、寝床を教室や机代わりにして、ざっとこの程... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 年の瀬、表題のつけようなく「無題」 12月30日(月曜日)。起きて洗面を済まし、パソコンを起ち上げて、キーボードへ向かっている。壁時計の針はわが決めている定時を過ぎて、6時近くを回っている。身体を脅かす寒気は、冬季であれば平常であろう。しかし、寒気に極端に弱いわが身体は、ブル... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 きょうで年の瀬、四重奏の文章 12月29日(日曜日)。ほぼ定時の起き出しにあり、気温は低く寒気をおぼえて、わが体内温度を脅かしている。ことし(令和6年・2024年)の大晦日は明後日(あさって)に迫り、この1年のいや、人生84年の総括を試みたい心境にある。すると、近・現代... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 年の瀬の約束事 12月28日(土曜日)。「冬至」(21日)が過ぎて、一週間ほど経った夜明け前にある。当たり前だけれどきのうまでは、まだ夜明けの早さは感じないままである。その証しに今は、夜の長さを引き継いで、外気は真っ暗闇である。人工のカレンダーだけは先を急... ひぐらしの記前田静良