ひぐらしの記 晩秋の夜は長い 海の向こうのはるかに遠い異国・アメリカのこととはいえ、毎日テレビニュースで醜態ぶりを見せられると、ほとほとうんざりする。世界の盟主を自任するアメリカがこんな国であったのかと、日々驚くばかりである。こんな国に操られ、従順を余儀なくしてきた国々... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 万物の霊長、すなわち人間の面汚し 疲れているせいであろう。久しぶりに二度寝が叶い、目覚めて起き出してきたのは、夜明けて七時頃である。長く眠れたことではありがたいことだがそれはそれで、文章を書くうえでは焦燥感まみれになっている。同時に、秋の夜長を台無しにしたことでは、いくらか... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 矍鑠(かくしゃく) わが未知の異国・アメリカ合衆国は、聞きしに勝る広い国である。いまだにこのたびの大統領選挙における決着、すなわち勝利者宣言は梨の礫(つぶて)の状態にある。異国のイベントゆえに、結果を待ち望む気持ちはさらさらないけれど、しかし早手回しの決着を望... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 たび重なる「秋の夜長の瞑想(迷想)」 人生において、「生き恥を曝(さら)す」人はたくさんいる。それぞれの人生における、逃れられない宿命とも、言えそうである。同義語としては、「晩節を汚(けが)す」という、言葉が浮かんでいる。必ずしも、同義語ではないのかもしれないが、そうであればわ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 大阪市の「都構想」、否決 十一月二日(月曜日)、目覚めの気分は重たく、そのまま起き出してきた。そのため、文章を書く気分がまったく殺がれている。明らかに、起き出して来たままに書く、習わしの祟(たた)りである。 私はこの習性をこれまで、何度あらためようと思ったことであろ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 晩秋から初冬へ、 十月より月が替わって、十一月の初日(一日・日曜日)の夜明け前に身を置いている。寒さはそんなに感じなく、気分的には可もなく不可もない、いまだ真夜中のたたずまいにある(3:30)。 現在、胸中に浮かべているものの一つには、歳月のめぐりの速さ感が... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「悪徳の栄え」、人間不信 言葉は必要に応じて生まれる。もちろん、事象が無くなれば死語となる。そして古来、事象が無くならないため、今なお存在する言葉は数多(あまた)ある。その一つには、「正直者は馬鹿を見る」、という成句がある。必ずしもすべてが意図した不正ではなく、制度... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 遅すぎた決断 十月三十日(金曜日)、ぐずついていた決断を実行する日がやって来た。予約時間は午前十時である。結構早い時間のため、起き出すとその準備のため気分のソワソワを強いられている。もちろん、虚しい気分である。決断が遅れていた歯医者への通院である。このた... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 久しぶりの「卓球クラブ」 きのう(十月二十八日・水曜日)は、まったく久しぶりに卓球クラブの練習へ出向いた。体育室へ入る前にはおでこの近くで体温計が翳(かざ)されて、女性スタッフ(職員)による検温があった。体温計は、三十六度と示していた。私はにっこり、「平熱です」、と... ひぐらしの記前田静良