前田静良 第90集「少年」(第七十二回コスモス文学新人賞ノンフィクション部門奨励賞) 2024.3.1発行第90集「少年」(第七十二回コスモス文学新人賞ノンフィクション部門奨励賞) 前田静良著 2,000円ISBN978-4-911025-05-5収録作品 連載『少年』... 前田静良前田静良随筆集図書案内
前田静良 第88集 「夢の100号、実現へ」、再スタート 2023.10.1発行第88集「夢の100号、実現へ」、再スタート 前田静良著 2,000円ISBN978-4-911025-02-4収録作品 こんな私的なこと、書かなきゃよかった/... 前田静良前田静良随筆集図書案内
前田静良 第87集 日本列島、花だより 2023.7.1発行第87集わが命(人生)、八十二年 前田静良著 2,000円ISBN978-4-911025-00-0収録作品 生煮えの夏/わが命(人生)、八十二年/しがない作者の... 前田静良前田静良随筆集図書案内
ひぐらしの記 予告の降雪予報の採点 1月26日(金曜日)、起き立て(4:27)にあって私は、こんな想念を浮かべている。冒頭から記しているけれど、きょうの文章にあっては、付け足しの番外編にすぎない。寒気はすでに過ぎた「大寒」(1月20日)を底にして、春へ向かって擂り鉢の底を這い... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 消えゆく同期入社の仲間 1月25日(木曜日)。現在は、真夜中あたりにある。日常生活におけるごく身近なところで、食品には「賞味期限」と「消費期限」が表示されている。一方、これまた身近なところで、医薬品や医薬部外品には「使用期限」が表示されている。双方共に私は、スーパ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 気に懸かる、再びの降雪予報(震災被災地) 1月24日(水曜日)。私はいつもの習わしにしたがってパソコンを起ち上げると、すばやくメデイアが伝えるニュース項目の一覧を瞥見した。ほかのニュースは、ニュース内容(本文)までを読むことはなかった。ところが、後段に記す一点のニュース(引用文)は... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 わが劣等の元凶は「脳髄」 この世に呱呱の声を上げて以降こんにちにいたるまで(83歳)、私はあらゆる面において劣等感情ではなく、正真正銘の劣等につき纏われている。二字の熟語に置き換えればそれは「生来」と言える。再び置き換えれば、「生まれつき」である。確かに、生まれつき... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 起き立ての下種の一念 1月22日(月曜日)、夜明け間近に起き出している。起き立てにあって未だ暗い中、一基の外灯の光を頼りに私は、カーテンと窓ガラスを開いて外を見た。霙や霰、雪も雨もない。寝起きの気分が落ち着く、静かな夜の佇まいである。前週末の二日にかけての降雪予... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 実のないごちゃまぜの文章 1月21日(日曜日)。きのうの「大寒」を過ぎて気象は、この先の春へ向けて、いよいよ「擂り鉢の底」を這い上がる。だけど、その歩みはチンタラチンタラであり、たったの一日の経過くらいでは、寒気の緩みは感じられない。寒気は未だ、大寒の中にある。気象... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 一枚の静かな雪景色の写真 1月20日(土曜日)。机上の卓上カレンダーには、「大寒」と添え書きがある。母が山芋を擂粉木で擂る擂り鉢の輪を私は、共に睨めっこしながら押さえていた。擂り鉢にたとえれば、大寒は文字どおり「寒気の底」である。おりしも、甲信越にとどまらず関東地方... ひぐらしの記前田静良