気に懸かる、再びの降雪予報(震災被災地)

 1月24日(水曜日)。私はいつもの習わしにしたがってパソコンを起ち上げると、すばやくメデイアが伝えるニュース項目の一覧を瞥見した。ほかのニュースは、ニュース内容(本文)までを読むことはなかった。ところが、後段に記す一点のニュース(引用文)は本文を開いて、恐怖感をつのらせて目を凝らして読んだ。きょうはわが文章にあらずして、ニュース項目からの引用である。だからと言って、疲れ癒しにお茶を濁しているわけではない。いやいや、震災被災地にからむ降雪予報であれば他人事ではなく、私は気に留めずにはおれなかった。すなわち私は、北陸地方(石川県、富山県、福井県)、中でも石川県を中心とする震災被災地における降雪予報(降雪と積雪)を甚く慮ったのである。先回の降雪予報はおおかた外れて、大過なくすぎた。それゆえに天邪鬼の私は、外れたことがうれしくてそののち、いくらかからかいの文章を書いた。それは気象予報にかかわることや、もっとあからさまに気象予報士の職業にたいし、かなり皮肉めいた文章だった。できれば今回もまた、明後日(1月26日・金曜日)の文章では、降雪予報の外れを喜ぶ文章を書きたいものである。そして、幸いにも今回また外れれば、こんどは気象予報士に留まらず、いっそう皮肉まじりに気象庁を称えたり、詰ったりする文章を書きたいものである。なぜなら気象庁は、今回の降雪予報においては「災害級の警報」と言って打ち鳴らし、すでに国土庁と相並んで事前の記者会見を開いて、大いなる注意を呼び掛けている。日本地図をもとに東から北から、かつ西から南にかけて、帯び長く日本海側に存在する自治体に色塗られた降雪予報には、石川県あたりに飛びっきり濃い色が塗られていた。このことこそ、今回の降雪予報にたいし、私が震え怯えている「大本」である。
 さて、以下は「ウエザーマップ」が報じる引用文のあらましである。【日本海側中心に 25日(木)にかけて大雪・高波に警戒 太平洋側の平地でも積雪のおそれ】(1/23・火曜日、18:05配信)。「25日(木)にかけて、東日本から西日本の日本海側を中心に大雪となる所がある見込み。大雪や路面の凍結による交通障害に警戒が必要だ。北日本や北陸は、高波にも警戒が必要となる。また、北日本から西日本の日本海側は、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。日本付近には25日(木)にかけて、上空およそ5500メートルに-40℃以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込み」。
 「柳の下にいつもドジョウはいない」。私は、またいてほしいと願っている。