ひぐらしの記 春の証しの寝坊助 2月2日(木曜日)、「春眠暁を覚えず」の候にはまだ早いけれど、久々に寝坊助を被り心が焦っている。そのため、きょうは休もうと思いながら、パソコンを起ち上げている。夜明けの明かりは未だないけれど、デジタル時刻は6:13と刻まれている。いつもは真... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 2月1日 1月から月が替わり、きょうは2月1日(水曜日)。寒気は、かなり緩んでいる。それもそのはず寒気は、「大寒」を擂り鉢の底にして、春という確かな出口へ、一足飛びに駆け上っている。気象は、出口へ向かう最後の悪あがきにある。 「2/1 日中は気温上昇... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 寒い朝 1月31日(火曜日)、きょうでもう、新しい年のひと月が過ぎる。命は早鐘を鳴らし、時々刻々と縮んでゆく。自分自身の命なのに、それを止めることはできない。これほどもどかしさを感ずるものが、ほかにあるのであろうか。やはり、不断「ピンピンコロリ」を... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「生存は美」 1月30日(月曜日)、生きている。かなりの「春ボケ」なのかもしれない。愉快ではないけれどいくぶん、いつもとは異なる気分で起き出している。 「生存は美」だ。とりわけ人生の晩年に在るのは、確かな「美」と言っていいのかもしれない。きのうの私は、心... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「雪害」 1月29日(日曜日)、つくづくバカな私である。雪や霰(あられ)やこんこんではなく、起きて、コンコンと咳をしている。春の足音コツコツなのに、どうやら風邪をひいたようである。日本語にあってバカは、「うすのろまぬけ」ともいう。「こんなはずじゃなか... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 清々しい、嘆き文 1月28日(土曜日)。待っていた春が、駆け足で近づいてきた。降雪予報で驚かされたけれど、雪降りなく過ぎた。降ったとしてもこの時期の雪は、もはや冬を閉めて、春の訪れを告げる、早鐘みたいなものである。冬はもう、後ずさりはしなく、三寒四温の季節用... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 日常生活のつらさ、かなしさ 1月27日(金曜日)、起きて、水道の蛇口をひねった。水が出た。きのうは出なかった。きのう出なかったのは二階の蛇口だけで、一階の台所の蛇口は、いつものように水を流した。大本の水道管の破裂は免れて、二階へ延ばしている鉄管が剝き出しにあり、そのせ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 あばら家のつらさ 1月26日(木曜日)、起きて、わが甲斐性無しが身に沁みている。「しまった」、二階の水道水が出ない。デジタル時刻4:46、階段を駆け下り茶の間へ急いだ。早い目覚めではなく、たぶん、いつもの夜更かしの続きであろう? 妻は、すでに起きていた。「起... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 わが人生の苦しみは「生きること」 1月25日(水曜日)、起き出して来てパソコンの起ち上げは、デジタル時刻3:50である。目覚めは途轍もなく早くて、書けば人様から「前田さんは、気狂いしたのか?」と、思われそうで書けない。ただし、気狂いの自覚はない。今や寝床は、安眠を貪る桃源郷... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 雪月花、筆頭「雪景色」 1月24日(火曜日)。寝床の寒さ対策はしたけれど、火の気のないパソコン部屋は、冷蔵庫の中みたいにも感じている。温まっていたわが身体は、たちまち冷えてブルブル震えている。こんな部屋では長居は無用。だから、わが文章に替えて、メディアの伝える記事... ひぐらしの記前田静良