ひぐらしの記 冬の入り口にあって、「春よ、来い」 12月13日(火曜日)、季節めぐりからすれば、あたりまえのことではある。しかしながらこのところの起き立て、すなわち夜間あるいは夜明け前の寒さは、酷くわが心身を虐めている。表現を重ねれば、長引いている体調不良に加えて、このところの寒さは、とこ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 ノンフィクションは、厳しい生きる現実 12月12日(月曜日)。起き出して来て、「寒いなあー……」と呟いて、ブルブル震えている。現在のデジタル時刻は、夜明けはまだまだ遠い、4:30である。随筆集とは名ばかりの「ひぐらしの記」は、ノンフィクション(事実、実話)の最たるものである。こ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 通院に怯えている、わたし 十二月十一日(日曜日)、願い叶わず、いつものようにドジを踏んで、起き出している。就寝時にあって私は、「きょうこそは、明るく楽しいネタの文章を書こうね……」と、わが脳髄に命じた。ところがどっこいわが願いは、頼りにする脳髄にいともあっさりと裏切... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 年の瀬の嘆き 12月10日(土曜日)。かつての松竹映画の題名だけを捩れば、人生行路は『喜びも悲しみも幾年月』である。人生行路にあって人は、過去には生きられない。過去は生きた証しと、悲喜交々によみがえる思い出だけである。だから人は、現在を生きて、未来を生き... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 わが人生 十二月九日(金曜日)、年の瀬の時は河口(大晦日)へ向かって、まさしく早瀬のごとく流れている。しかし、川の流れとは違って、音のない静寂な流れである。私は無事に流れ先知らぬ、大海へ辿り着くことができるであろうか。人生の晩節を生きる、わが素直な感... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「夢の100号、実現へ」、再スタート 12月8日(木曜日)。現在のデジタル時刻は、夜明けの遅い「冬至」(12月21日)前にあっては、いまだ真夜中と言っていい2:30の刻みにある。このところの私は、駄文紡ぎに呻吟しているせいか、いや長年の駄文の祟りなのか、胃部不快(小痛)に見舞わ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 妄想 12月7日(水曜日)、寝床から起き出して来て、まったく火の気のないパソコン部屋で、寒さが肌身に沁みている。現在のデジタル時刻は、4:27と刻まれている。体調不良に見舞われて憂鬱気分に陥り、9時間近く寝床に潜り込み、長さに厭きて起き出している... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 惜敗 12月6日(火曜日)、現在の時刻は夜中2:52。対クロアチア戦、観ました。1対1、延長戦、決着つかずPK戦、1対3。日本チーム敗戦。惜敗。眠いから、寝ます。日本は、良い国です。 ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 年の瀬は、中流へ流れてゆく 十二月五日(月曜日)未明。起き出しては来たけれど、まったく火の気のない部屋にあっては、寒さが太身の肌に身に沁みる。異常季節とも思えていた暖かさを断って正常軌道に戻り、ようやく確かな冬の季節が訪れている。雑草も枯れて、草花さえ少ない庭中にあっ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 冬将軍のお出まし 十二月四日(日曜日)、おとといあたりから急に、わが身に堪える寒気が訪れている。この時季にあっては当たり前の寒気だけれど、ずっと暖かい日が続いてきた矢先ゆえに余計、肌身に寒気が沁みている。いよいよ、老身を脅かす寒気の訪れにある。それゆえにきの... ひぐらしの記前田静良