4月15日(土曜日)。夜間は寝付けず、朝方から眠りこけて、昼間に目覚めて起き出しています。小降りの雨です。人生のつらさをたっぷりと詰め込んでいたため、疲れ果てています。男性の私は、この世に産み出す苦しみは免れます。しかしながら、この世から押し出す苦しみは、免れることはできません。
次兄の闘病に、4日ほどは病院のベッドの傍らで寝ずに付き添い、つらい涙を流し、人間の死に様の一部始終を看ていました。尋常あれば短い期間も、身に堪えた膨大な時間でした。臨終(4月8日、午前11時)、通夜(4月13日、午後6時、葬儀(4月14日、午前9時)。
儀式に、つらさはありません。次兄の苦しみを思い、さっぱりしています。それまでの過程がつらいのです。次兄は、この世を去りました。