ひぐらしの記

ひぐらしの記

私は幸運児(爺)

5月19日(日曜日)。梅雨の走りみたいなどんよりとした、夜明けが訪れている。つれて、わが気分もどんよりとしている。しかしこの時間、地震さえ起きなければ、わが気分は穏やかである。いつもの寝起きに違わず、ネタ無しでパソコンの起ち上げにある。だか...
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知友、あまた多し

5月18日(土曜日)。のどかに朝ぼらけの夜明けが訪れている。緑を深める山の木々は揺れている。ウグイスの美声を妬むかのように、名を知らぬ山鳥がひと声、鳴いた。邪魔をしたのかもしれない。しかしながらこれとて、自然界および人間界こぞって、平和の証...
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晴れの夜明けの心象風景

5月17日(金曜日)。のどかに晴れた夜明けが訪れている。ウグイスが鳴いている。自然界の恵み横溢の朝である。歳月の速めぐりにあっても、こんな朝であれば毛嫌いすることなく、大歓迎である。やはりわが心身は、自然界の恵みにおんぶに抱っこされている。...
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無題

5月14日(火曜日)。きのうの土砂降りの雨は、どうやら止んでいる。しかし、未だに名残をとどめて、朝日はお出ましにならない。ただ、きょうの予報は晴れである。確かに、前面の窓ガラスを通して大空を眺めていると、いくらかその兆しはある。初夏の好季節...
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休みます

5月13日(月曜日)。夜明けは風雨荒れ模様、私は無念の継続です。きのうの小指のへまに懲りて、そして悔いて、きょうは謹慎に努めます。惰性の頓挫を免れるためにだけで、書いています。薬剤の副作用のためわが肉体は、あちこちが痛いです。能書に記された...
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無念

せっかく書いたのに、小指のへまで、パッと消えました。逃げた魚の心境です。涙は乾きません。
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「天佑神助」と「天祐自助」

5月11日(土曜日)。きのうのわが願いが叶ったのかもしれない。二日続けて、朝日輝くのどかな夜明けが訪れている。ゆえに地上の人間界には、天界の恵みが溢れている。いや人間界のみならず、ウグイスは喜び勇んで鳴いている。地中の虫けらも、土の温もりを...
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気分の好い夜明けにあっても「愚痴こぼし」

「目に青葉山ホトトギス初鰹」(山口素堂)。5月10日(金曜日)。頃は好し、風雨なくひっそりとのどかに晴れた夜明けが訪れている。自然界の恵みはくまなく万端である。日がめぐり、朝・昼・晩は時を変えて、必ずやって来る。そうであればいつも、こんな朝...
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嵐のように、揺れ動く心象

5月9日(木曜日)。風の強い曇り空の夜明けが訪れている。パソコンを起ち上げて、心中にこんなことを浮かべている。(「ひぐらしの記」は、わが終末人生におけるわが家の破綻、加えてわが夫婦の命の絶え時に向かう文章へ成り下がっている。恥ずかしいとは思...
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偕老同穴とも白髪

5月8日(水曜日)。ゴールデンウイークが過ぎて、人間界も自然界も正規軌道を回り始めている。この時季の自然界の正規軌道とは、人間の心の和む晴れの夜明けである。ところがわが家の場合は、反転回りである。きのうは妻の定期診断で、「大船中央病院」(鎌...