ひぐらしの記 嘆息 涼しい夏の朝に身を置いているけれど、文章が書けない。夏休みのせいではなく、気力喪失ゆえなのがつらい。恥を晒してこんなこと書かなければいいけれど、生きている証にはなる。生きていればまた、幸せが訪れる。生きることの短いセミは可哀想だ。きのう(8... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 夏休み&8月盆送り火(日) 共白髪、あすを生きる気力が萎えています。ウグイスはもう鳴いてません。セミは鳴く一方で、脱け殻が目立ちはじめています。生きとしいけるもの、命の切なさをしみじみ学んでいます。それらに同情する側にあって、人間いや私たちは、まだ幸せです。すっきり晴... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 終戦の日 8月15日(火曜日)。台風7号が日本列島を矢鱈と騒がしています。あいにく、8月盆と夏季休暇(夏休み)を取る(予定)の人たちと重なり、陸海空における観光、それにともなう交通機関や宿泊施設は混乱をきわめています。 私は戦禍止んだ当時(私は5歳... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「お盆休み、夏休み」、取りたい 8月14日(月曜日)。いつものように朝が来て、いつものように目覚めて、いつものように起きて、そしていつものようにパソコンを起ち上げている。人生の晩年を生きる者にとっては、きわめて「平和」と言っていいのかもしれない。きょうは8月盆のさ中にある... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 8月盆入り日、御霊を迎えるのは「吾れひとり」 8月13日(日曜日)。8月盆入り日にあって、北上中の台風7号のせいか、小雨模様の夜明けが訪れています。小雨は時間を追って、大降りになるのかもしれません。台風が大過なく過ぎれば、このところの日照り続きにあっては、恵みの雨になりそうです。ところ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 人生にまつわる、述懐 8月11日(金曜日)。夏の朝が訪れている。いや、真夏の朝が訪れている。しかし、カレンダーの上ではすでに、「立秋」(8月8日)へと、替わっている。忘れていた季節変わりは、寝室の網戸から零(こぼ)れてきた、風の冷たさで感じている。自然界の営みは... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 空き家、空き地 8月10日(木曜日)、起き出して来て、パソコンを起ち上げた。もはや、書くネタも気力もない。しばし、雨戸閉めない窓ガラスを通して、四角に限られた額縁の中の景色を眺めている。天上には青い大空がある。その下、遠くには小さく山が見える。手前の視界に... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 長崎、原爆の日 8月9日(水曜日)、夜のうちに小雨が降って、夜明けには上がっている。電線には雨粒が膨らんで、とどまっている。まもなく、朝日がつぶしそうである。こんな夏の朝もいい。その証しに、寝起きの気分はほぐれている。しかし、書き添えなければならない。 ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 『朝はどこから』 童謡『朝はどこから』(作詞森まさる 作曲橋本国彦 唄岡本敦郎)。 「朝はどこから来るかしら あの空越えて 雲越えて 光の国から来るかしら いえいえそうではありませぬ それは希望の家庭から 朝が来る来る 朝が来る おはよう おはよう 昼はど... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 雨、雑感 8月7日(月曜日)。眼下の道路にはきのう降った雨の跡かたがまだあるものの、すっきりと晴れた「夏の朝」の夜明けが訪れている。パソコンを起ち上げるとすぐに、インターネットの記事を閲覧して、雨の降り方をおさらいした。いや多くは、いまさらながらに新... ひぐらしの記前田静良