清水貞夫作品集 |
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著者は旧幕府人の汚名を着せられて文明開化期を一介の文化人・知識人として精一杯生き抜いた中川四明に興味を抱き、乏しい資料を見つけ出し、その研究を現代文藝社発行の文芸誌「流星群」に発表し続けている。四明の活動を通してその年代が浮き彫りになっていくのは興味深いものがある。。 |
俳人四明覚書 八
俳人四明覚書 八
清水貞夫著
四六判 208頁 並製本
非売品
ISBN978-4-911025-01-7
この著書は現代文藝社刊文芸誌「流星群」に随想「四明のこと」と題されて掲載されたものを第一篇四明のこと、第二篇四明と美学思想、第三篇参考文献に分けて記されている。四明についての資料探しは面白く、新たな知見を得られる楽しい作業でもあると著者は言う。いずれにしても中川四明を知るうえでひとつの手掛りとなりうるであろう。
俳人四明覚書 七
俳人四明覚書 七
清水貞夫著
四六判 208頁 並製本
非売品
ISBN978-4-906933-52-5
この著書は現代文藝社刊文芸誌「流星群」に随想「四明のこと」と題されて掲載された五篇をまとめたものである。今回の五篇は、俳人としての四明の交友関係、舞踏演劇、独逸語、新聞小説など俳人四明の覚書である。四明は旧幕府人の汚名を着せられ、文明開化期を一介の文化人・知識人として精一杯生き抜いた。しかし、時間の経過とともに忘却の彼方へと置き去りにされてしまっている。著者は、乏しい資料を見つけ出し、あるいは人々の記憶に残されているものを収集し、その存在を世に発表し続けている。
四明中川重麗小事典
俳人四明覚書 別冊
四明中川重麗小事典
清水貞夫著
B6判 208頁 並製本
非売品
ISBN978-4-906933-19-8
本著は四明の小伝、小事典、文献一覧からなっている。四明中川重麗は、多方面らわたって活躍した人物である。編者は俳人四明に関心を持ち、資料を集めているうちに、これらを整理することで「覚書」を作成し、事典の出版にこぎつけた。四明の活動に関わりのある事柄を年代ごとに列記し、説明がなされているが、四明に係わる事象を通して、その年代が浮き彫りになっていくのは興味深い。
俳人四明覚書六
俳人四明覚書六
清水貞夫著
B判 208頁 並製本
非売品
ISBN978-4-906933-05-1
著者は明治の京都画壇の勉強をしていた頃、美術評論家としての中川四明を知り、彼が俳人正岡子規と交流があったことも知る。やがて四明の俳句の面白さ、人物にひかれ、俳句や俳論を収集するうちに、これらの資料をひとつにまとめてみようと俳人四明覚書を書きはじめる。今回の「覚書六」は、四明の生涯にわたる文筆活動で、特に文学文芸関係に照準が当てられている。
俳人四明覚書五
俳人四明覚書五
清水貞夫著
B判 192頁 並製本
非売品
ISBN978-4-901735-85-8
本書は当社の文芸誌『流星群』に発表した作品に、訂正と補稿、注記を加えたものである。この「覚書/五」を準備中に、中川四明の資料博捜に著者が昔から世話になった親友の薬師初夫氏が急逝された。御冥福を祈る。
四明は京都の近代化に、幅広い活動をみせた人物である。そうしたなかで、後年は京都美工界の発展に尽力したことは、あまり知られていない。今回はそうした事績にふれた文章でまとめてみた。京都の日本画壇についてはこれまでに多くのことが語られており、それら先行する資料を、参考にさせていただいたことは言うまでもない。(あとがきより)
四明は京都の近代化に、幅広い活動をみせた人物である。そうしたなかで、後年は京都美工界の発展に尽力したことは、あまり知られていない。今回はそうした事績にふれた文章でまとめてみた。京都の日本画壇についてはこれまでに多くのことが語られており、それら先行する資料を、参考にさせていただいたことは言うまでもない。(あとがきより)
俳人四明覚書四
俳人四明覚書四
清水貞夫著
B版 並製本(カバー有り)192頁
非売品
ISBN978-4-901735-22-3
本書は当社の文芸誌『流星群』に発表した作品に、訂正と補稿、注記を加えたものである。俳人四明は、明治期に京都で活躍した中川重麗の俳号である。重麗は維新後にドイツ語を学び、いろんな分野で活躍しているが、俳句は中年を過ぎてから始めることになる。当初四明の存在を書き残す試みであったが、その後しだいに重麗の事績を知るにおよんで、俳人重慶に関心が移ってきたものである。(あとがきより)