前田静良

ひぐらしの記

梅雨明けの「沖縄の悲しみ」

6月24日(月曜日)。いまだまったくの暗闇。寝床から起き出して来ると、窓辺に近づいて二重のカーテンと窓ガラスを開いた。雨はまったく降っていない。気象庁はきのう、沖縄県と鹿児島県の梅雨明けを宣言した。沖縄県では、太平洋戦争における沖縄戦にまつ...
ひぐらしの記

故郷「内田川」にまつわる思い出

梅雨明けまでには、梅雨の合間の気分をたずさえて書くことになる。ゆえに、雨に濡れた気分、濡れた文章になりがちである。確かに、思い出に浸れるのは、人間固有の特権である。思い出には、好悪(是非)がある。懐かしさを添えた楽しいものがある。しかし一方...
ひぐらしの記

梅雨入り劈頭の朝ぼらけ

6月22日(土曜日)。梅雨入り劈頭(へきとう)にあって、のどかに晴れた夜明けが訪れている。わが精神は静かに落ち着いて穏やかである。長く気分を迷わし続けていた、気象庁の梅雨入り宣言が決着したためである。もちろん、気分の落ち着きは万全ではない。...
ひぐらしの記

「夏至」

私の重なるミスで、掲示板は汚れていた。ゆえに、心が沈んでいた。掲示板は、大沢さまが綺麗にしてくださった。わが心、晴れ晴れの夜明けである。だったら気分良く、麗しい文章を書きたいところである。しかし一方、私にはそうはいかない歯がゆさがある。それ...
ひぐらしの記

朝駆けの掃除ののちの文章

6月20日(木曜日)。晴れてのどかに夜明けが訪れている。あすは「夏至」(6月21日)、昼間の長いブービーである。今朝は文章を書くのは諦めて、5時前あたりから道路の掃除を開始した。おとといの雨上がりの道路は、きのうの日照りで、ようやく掃除に耐...
ひぐらしの記

ただいま謹慎中

6月19日(水曜日)。きのうは一日中、強雨ならぬ嵐に見舞われていた。なのに、雨は止んで、満天青く朝日輝く夜明けが訪れている。しかし、梅雨の合間の晴れ(好天)とは書けない。実際にはいまだ、気象庁の梅雨入り宣言前の好天(天恵)である。きのうの雨...
ひぐらしの記

梅雨入り宣言間近の夜明け

6月18日(火曜日)。二度寝にありつけずまだ暗闇の中で、眠気眼と朦朧頭に見舞われて起き出している。パソコンを起ち上げる前に窓辺に近づいて、二重のカーテンと窓ガラスを開いた。道路は一基の外灯に濡れて光っていた。それでも飽き足らず私は、右腕を空...
ひぐらしの記

作者の恥

6月17日(月曜日)。今朝も明るく晴れている。関東地方にあってはいまだに、気象庁の梅雨入り宣言はない。ちょっぴりは降っても長続きしないから、宣言のしようがないのであろう。職業柄、気象庁に勤務の人たちは、かなり気を揉んでいるかもしれない。だか...
ひぐらしの記

「ひぐらしの記」誕生日

6月15日(土曜日)。薄雲を抱いて青く晴れた夜明けが訪れている。体調不調に見舞われている。認知知能も衰えている。きのうは、休んだ。きょうは、私自身がきょうあたりと勝手に決めている、「ひぐらしの記」の誕生日である。だけど、何歳になるのか? 記...
ひぐらしの記

無実の罪で牢屋入り

6月13日(木曜日)。田園に立っている案山子(かかし)は、人間に見える。道端に佇む私は、案山子に見える。わが脳髄は、空っぽのほうがましである。だけど、屑がいっぱい詰まっている。もう、こんなことしか、書けなくなってしまった。夜明けは、必ずやっ...