ひぐらしの記 「山は緑」、「里は心」 「みどりの日」(5月4日・土曜日 祝祭日)。文字どおり「山は緑」、好季節の到来である。わが家周りの緑は、夜明けの光に美しく映えている。この時季、自然界の恵みには私にかぎらず人は、謳歌と称賛きわまりない。まさしくゴールデンウイークは、この恩恵... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 旅気分の夜明け 憲法記念日(5月3日・金曜日)。憲法を定めた人間の知恵に感謝する。太陽の恵みに感謝する。まるで、草野球でグランドスラム(満塁ホームラン)を打ったような、胸の透く(会心)夜明けが訪れている。愚痴こぼしは言わない。無駄なことは書かない。なぜなら... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 再三再四の「嗚呼、無情」 5月2日(木曜日)。目覚めると両耳へ枕元に置く補聴器を嵌めて、パソコン部屋へ向かって行く。わが習わしの一日の始動である。ところが心境は前を向かず、後ろ向きでこんな状態にある。(もう、書けない。書きたくない)。小雨そぼ降る夜明けが訪れている。... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 5月初日 歳月はカレンダーにそって、4月から5月に入る(1日・水曜日)。季節は晩春を過ぎて、今週末には「初夏」(5月5日・日曜日)が訪れる。それに応じて、山は緑を深めてゆく。水は温みを強めてゆく。人間界における出会いの月4月は、様々な儀式を終えて、す... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 4月末日 4月末日(30日・火曜日)。(ああー、もう、4月が終わるのか!)。私は嘆息まじりに起き出している。小雨降る、夜明けにある。嘆息はこれだけではない。生来、わが脳髄は鈍重であり、加えて手先は不器用である。これらを含めて寝起きのわが嘆息は、極限状... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「武士の情け」の切ない草取り 「昭和の日」(4月29日・月曜日 祝祭日)。自然界は、今にも朝日が輝きそうなのどかな夜明けを恵んでいる。ウグイスはじめ山鳥は、喜び勇んで鳴いている。ところが現下の人間界は、ままならない世相にある。経済界は、いっそう円安傾向を強めて、物価上昇... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「惰性」、呼び戻しの文章 4月28日(日曜日)。人様のゴールデンウイークを羨むような、妬むような、挙句、旅心を誘われそうな、晴れてのどかな夜明けが訪れている。しかしながら文章は、恥を晒して様にならない。もとより、恥晒しは厭わない。きのう途絶えた惰性を呼び戻すだけが目... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 私のゴールデンウイーク 4月26日(金曜日)。また、朝が来ている。しかし、朝模様は必ずしも一様ではない。気象だけでも、晴れ、雨、曇り、強風、嵐を元に、様々な変化をともない、朝が訪れる。山ではコジュケイとウグイスが、高音で鳴き合いを演じている。ところが私は、日替わり... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 気分滅入る、夜明け 4月25日(木曜日)。きのう、一日中ふり降り続いていた雨は止んでいる。しかし、朝日の見えない曇り空の夜明けが訪れている。予報によれば時を追って、晴れになるだろう。きのうは、雨をともなった季節外れの寒さにとことん往生した。だから、きょうの晴れ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 春は過ぎる 4月24日(水曜日)。小雨そぼ降る晩春の夜明けが訪れている。このところ、朝日はかくれんぼしている。せっかくの好季節にあって、腑に落ちないところである。しかし、地震が起きなければ、泣き言はご法度である。なぜなら、自然界の恵みは、やはり箆棒であ... ひぐらしの記前田静良