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坂本弘司撮影

真実とは

 実に曖昧で味わい深い実態です。本当のこととも言えるのでしょうが、実際に自分が感じたり見たりしたことが真実かどうか、それすら疑わしくなってきます。そう考えると、自分が思ったこと感じたこと見たこと、全て疑ってみることは大切なことと思います。立ち止まって、「待てよ」と一呼吸入れること、私は日常の現象にいつもそんなことを心がけています。しかし、それって味気ないことかもしれませんね。

♪たまごさんへメッセージです2♪

たまごさん、御返事の御投稿をどうもありがとうございます。
複眼的思考法は、まったくその通りです!!
さすが哲学科出身のたまごさん、だと思いました☆
日常生活では、”人間改革”につながってゆく、と思います。
Nerholの作品から学んだ事を☆たまごさんの文学☆に活かせるならば、最高ですね☆

複眼的思考法

高橋さん、ご感想ありがとうございます。
複眼的思考法、という言葉に慣れていないので、正直、いまいちピンときませんが、相手の背景を想像する力、ということであれば、わかるような気がします。
自分の立場だけではなく、人の立場も考えられる力、ということかなと思いました。
確かに文学にも必要な力のように思いました。
日常生活にも役立ちそうですね。
いろいろつながっているなあ、としみじみ思いました。
短歌のプレゼント、ありがとうございました。

♪たまごさんへメッセージです♪

北浦和美術館へ出かけられたのですね。
正式には、埼玉県立近代美術館ですよね。
それはそれとして、たまごさんの解説文は、『哲学的文章』となっていて、素晴しい!! と思いました。
『フィルター自体を変えて観ることによって、世界像は変わる。人は変わる。』という文章は、まさしく”複眼的思考法”だと思いました。
これは、文学にも必要な思考法だと思っています。
短い内容で申し訳ありませんが、最後は、短歌で〆させていただきます。

美術と文学と違いあれど
       思考法は同じかな

北浦和美術館

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北浦和美術館へ行ってきました。
夏の暑さが和らぎ始め、少しずつ過ごしやすい気候になってきました。
目的は「種蒔きと烏」。
Nerholという美術家の展覧会です。
一目見た印象は面白いな、でした。
何を伝えようとしているのかはわかりません。
しかしながら、自然の風景や人物が水の波紋のような柄に遮られ、実体がはっきり見えない。
ただ面白い作風だな、と思わされました。
部屋を移動すると、床に鏡が置いてある。
そこに自分の姿を映す。
すると、鏡によって、また映す角度によって、まったく違った自分の姿が浮かび上がってくる。
何かが少しだけ見えたような気がしました。
この美術家は何を伝えようとしているのか?
帰りにポストカードを購入し、家で改めて見直してみました。
人が描かれている。
波紋がその姿を隠している。
タイトルは「インタビュー」。
頭が回り始め、ある時、ふっと意図がわかったように思いました。
インタビュー。
話を聴く人は、話す人のことをいろいろ聴いて理解したように思う。
しかしながら、聴く人には聴く人の認識のフィルターがかかっており、その目で聴くため、実体からは離れている。
また、話す人本人にも認識のフィルターがかかっており、自分のことを正直に話しているつもりでも、それもまた歪んでいる。
話す人も聴く人も、それぞれのフィルターにより、本当のことは何もわからない。
お互いに幻想の世界の中を生きている。
しかしながら、本当のこと、と、認識との相互作用により、何がしかの世界像が浮かび上がってくる。
これが人間の姿であり、その認識された世界像により、人は生き生きともするし、絶望もする。
フィルター自体を変えて観ることによって、世界像は変わる。
人は変わる。
そんなことを伝えたいのだ、と気づきました。
しかしながら、フィルターを変えることはそれほど簡単なことではない。
毎日の小さな積み重ね。
それが少しずつフィルターを変えていく。
その時、私はこの美術家の作品を本当に味わえた、という満足感でいっぱいになりました。
とても学びの深い展覧会でした。

本当の姿は見えず秋の空

俳句

朝露や風呂場の湯気に秋の風

ホームレス荷物の多き晩夏かな

深夜の焼酎瞼重きや虫の声

ありがとうございます。

 大沢さん、高橋さん、たまごさん花の写真等の感想ありがとうございます。以前写真を投稿したイセハナビは現在も咲いています。午前中、きれいな青い花が咲いていますが午後1時頃を過ぎると散ってしまいます。しかし、翌日はまた咲いているという不思議な花です。ただ、雨が降っていると散らないようです。

エンゼルトランペット

おお!
そうなのですね。
大沢先生、教えていただき、ありがとうございます。
古閑さんの庭は、暑さにやられたとはいえ、これだけ豊富な種類の花が咲いているのですね。
本物の庭を拝見できたら、きっとそうとう見事なのでしょうね。

エンゼルトランペット

 たまごさん、古閑さんの画像の黄色い花はエンゼルトランペットです。しおれているのではなく、うつむいて咲く花です。
 やはり古閑さんのお庭でもこの夏の暑さは大変だったようですね。酔芙蓉の蕾が花開けないままに落ちてしまうのは、本当に残念ですよね。蕾が沢山つくのでなお惨めです。それでも花々は一生懸命咲いてくれますね。