新春

 明けましておめでとうございます。時は移り、新年(令和6年・2024年)も早や三が日が過ぎて、四日の朝を迎えています。机上カレンダーには、昔名残の官尊民卑を留めるがごとく、「官庁御用納め」と、記されています。この表現が変わらないかぎり日本の国は未来永劫、変わらないでしょう。
 目下の官、とりわけ政治(家)の舵取りは、崇めるには程遠いものがあります。日本の国は正月早々、能登半島沖地震をはじめ、羽田空港の混乱、北九州市のある繁華街の火災に見舞われています。すなわち、新年の日本の国は、予期しない多難な門出です。官、政治(家)の鼎の軽重が問われるスタートです。
 さて、私の近況は身体健康、精神(力)不健康状態にあります。今さら振り返るだけでも忌々しいことですが、文章は昨年の十月末あたりから頓挫しています。このことにかかわり吐露すれば、生来の怠け心がぶり返し、「書かない安楽」を貪り続けています。もっと率直に言えば日々の惰性が頓挫し、挙句以降、文章は沙汰止みに陥っています。そしてもはや、立ち直り、再始動がおぼつかない心境に苛まれています。再び言えば、心身が書くプレッシャー逃れに陥り、安楽に堕しています。もちろん、焦燥感に脅かされて、みずからわが精神(力)を鼓舞続けています。ところが、一向に奮い立ちません。それゆえに、再始動へのいくらかのカンフル剤になればと、恥を晒してこの文章を書いています。俗にいう、悪あがき状態です。各位様の新年の門出を汚して、心中よりお詫びいたします。母校の「箱根駅伝」は惨敗でした。