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 10月25日(水曜日)。私日記風に書けば寒気の和らいだ、のどかな晩秋の夜明けが訪れています。きのう、気象庁は、この先三か月の気象予報を伝えました。それによれば11月、12月、そして明けて1月は、気温は高めと報じていました。それを伝える気象予報士は、その上にさらに、「暖かい冬になりそうです」と、言葉を重ねました。寒気を極端に嫌うわが気分は、もちろん不確かな予報にもかかわらず、早々と安らぎました。
 このところの私は、身体は異状なくも、一方で精神力(気力)がともなわなくて、文章はずる休みを続けました。単刀直入に言えば、惰性で書き続けている文章なのに、肝心要の惰性が絶たれた挙句、ずる休みの安念を貪っていました。そしてもうおそらく、このまま文章は書けまい、いや書くまい決意に陥っていました。これまた率直に言えば、もはや書き尽くした気分横溢に見舞われていました。きょうはこの気分を振り切り、パソコンを起ち上げました。ところがやはり、なさけなくもこんな文章しか書けない、ていたらく状態です。 だからこの文章は、これで打ち切りです。幸いにも身体に異状はなく、気力の回復を願っています。換言すればその手立ては、「自己発奮」にすがるよりすべはありません。ところがそれは、極めて困難です。
 ふるさと便ではすでに、今年度産新米(30キロ)が届いています。甥っ子の人情は、途絶えることなく続いています。大船(鎌倉市)の街へ買い物に出掛ければ、大好物の秋の果物がどこかしこに盛りだくさん並んでいます。今週末(10月28日・土曜日)からは、阪神タイガースの日本シリーズにおけるテレビ観戦にありつけます。このところは、晩秋の秋晴れも続いています。こんな好いめぐりあわせにあっても、こんな文章しか書けない自分自身にたいし、腹立たしさをおぼえています。恥を晒してまでも、せっかく書いた文章だから、投稿ボタンを押します。なんだかなあー…。季節は、正常にめぐっています。