8月9日(水曜日)、夜のうちに小雨が降って、夜明けには上がっている。電線には雨粒が膨らんで、とどまっている。まもなく、朝日がつぶしそうである。こんな夏の朝もいい。その証しに、寝起きの気分はほぐれている。しかし、書き添えなければならない。
きょうは何の日? するとそれは、78年前に起きた「長崎、原爆の日」である。過ぎた「広島、原爆の日」(8月6日)に続いて、わが夫婦は1分間の黙祷をせずにはおれない。来週には、太平洋戦争「終戦(敗戦)の日」(8月15日)が訪れる。毎年書くけれど8月は、日本の国と国民にとっては気分の「重たい月」である。
きょうは、このことを書くだけで十分であろう。何があろうと、戦禍に比べればつつがない日々である。