恩に着る、朝日の輝き

 7月10日(月曜日)、久しぶりに二度寝にありついて、ぐっすり眠り起き出して来た。すると、朝日がキラキラ輝いている(5:50)。胸の透く愉快な気分である。きょうには気分の重い歯医者通いがある。予約時間は午前10時である。朝日の輝きは、重たい気分を和らげている。まさしく恩に着る、幸先の良い朝日の輝きである。朝日は気分の重い歯医者通いを、(気にするな、行け行………)と、後押ししている。きょうはこのことが書けて、大満足である。だから、これだけを書いて文章を閉じ、恥じを晒してもまったく悔いることはない。いや、棚から牡丹餅気分でひとしきり、自然界賛歌を唱えたい。「日光けっこうコケコッコー」の気分である。丁寧に歯を磨いて、歯医者通いの準備に取りかかろう。朝御飯は抜こうかな。いや、昼御飯の難渋を思えば、早い朝御飯になるだろう。
 朝日の輝きは、青天上に白無垢姿の花嫁を見ている思いである。気象庁がこれに梅雨明け宣言を重ねれば、二重の自然界讃歌となり、ひとしきりでは済まない思いが充満している。