弱音の朝

 7月5日(水曜日)、デジタル時刻4:30、未だ明けきれない曇り空の朝が訪れています。大空を見るかぎり気象庁の梅雨明け宣言は、きょうにはなさそうです。NHKニュースで、日本列島各地における豪雨惨禍や竜巻被害を見遣れば、弱音は罰当たりと言えそうです。しかしながら私は、弱音に取りつかれています。弱音は生きることの根源を成す、日常生活における疲れです。きょうの文章は文章とは言えなくも閉じれば、朝駆けにする作業が待ち受けています。大袈裟好きの私は、文字どおり大袈裟に書きました。なぜなら、たった数分間の作業にすぎません。すなわちそれは、先日剪定作業を終えて、きょうのゴミ出しに備えている、束ねた物をごみ置き場へ運ぶだけのことです。それでも焦るのは、このてのゴミ出しは、週一の水曜日だけに限られているせいです。これが済めば道路を掃いて、なおそののちは、朝のうちに庭中の夏草取りをするつもりです。ところが、たったこれだけのことが億劫になり、弱音の根源を成しています。それゆえ、この先のさらなる老い身を思えば、生きることの苦しみがのしかかっています。現在、4:45、薄い夜明けが訪れています。指先を留めて、パソコンを閉じます。