3月7日(火曜日)。寒気の緩んだ夜明け前にある。きのうの「啓蟄」(3月6日・月曜日)は、益虫および害虫共に先を争って、地中から地上へ這い出してきそうな、暖かい春の陽ざしに恵まれた。昼間、陽気に誘われて私は、虫けらのごとく慌てふためいて、わが買い物の街・大船(鎌倉市)へ向かって、買い物行動を急いだ。暖かい陽射しは、わが身体にもたっぷりと降りそそいだ。それゆえに私は、地中の虫けらにも負けず、小躍りしたのである。夜間、本格的な春の訪れは、球春をもたらした。私は、目を凝らしてテレビ観戦に興じた。以下の引用文は、試合にまつわるメディア記事である。自分なら、こんな見出しをつけよう。「侍凱旋、傑物・怪物は、壊物(壊れ者)ではなかった」。【大谷衝撃の2発 侍戦士もあんぐり】「(3/6、月曜日 23:50 スポニチアネックス)。大谷翔平の「片ひざ弾」「バット折れ弾」に侍戦士もあんぐり 「野球辞めたい」「フライかなと思った」。◇WBC強化試合 日本代表8-1阪神(2023年3月6日 京セラD)。3月9日開幕の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は6日、京セラDで行われた強化試合で阪神に快勝した。この日からメジャー組の実戦出場が可能となり、日本での試合が1974日ぶりとなった大谷翔平投手(28)は「3番・DH」で先発出場し、2打席連続3点本塁打を放つなど3打数2安打6打点だった。この記事に、わが追記は要らない。桜便りに先駆けて、錦を飾る「大谷桜」満開である。