勤労感謝の日

 「勤労感謝の日」(11月23日・水曜日)。日本大百科全書(ニッポニカ)より引用。「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」国民の祝日。1948年(昭和23)制定された。その前は国の祭日で、天皇が新穀を天神地祇 (てんじんちぎ)に勧め、自らも食する新嘗祭 (にいなめさい)という祭事の日であった影響でこの日はいまも農業関係者の祭典の色彩が濃くみられる。さて、「すっきり」と「すっかり」という言葉の発音は極めて似ている。ところが、用い方は真逆(まぎゃく)である。「寝起きの私の気分は、すっきりしている」。「口内炎と胃部不快の抱き合わせ症状により私は、すっかり体調を崩してしまった。」現在の私は、後者である。
 勤労をたっとぶ「勤労感謝の日」にあって、私は「生きる屍(しかばね)」状態にある。体調が崩れて気分憂鬱のせいで、この先の文章は書けない。なさけない。昭和23年にあっての私は、熊本県鹿本郡内田村立内田小学校2年生であった。こんなロートルになろうとはつゆ知らず、明るく校門をくぐっていた。楽しかった思い出は、はるかに遠くなってしまった。人生行路においては、共に生きているのに、「幼年と晩年」もまた、真逆の生き方である。口内炎の痛さに耐えきれず、起き出して来た。現在の時刻は、4:44と刻まれている。