十一月十日(火曜日)、現在のデジタル時刻は2:54である。夜長の季節にあってはいまだに、真夜中と言っていいだろう。このところの関東地方には「小春日和」をはるかに凌いで、ポカポカ陽気が続いていた。ところが、きのうの気象予報士の予報によれば、きょうあたりから気温が下がるという。確かにその予報は当たり、現在の私はいくらか寒さをおぼえている。北海道や北の地方は、雪便り満載にある。特に北海道は、このところ新型コロナウイルスの感染者数が急拡大傾向にある。その原因としては北海道特有の気温の低下と寒さと言われている。そうであればこの先は、もっと恐れてつらいこととなる。日々伝えられる新型コロナウイルスの感染者数の数値は、日本全国的にも明らかに増加傾向にある。まったく気の抜けない、困った状況にある。
パソコンを起ち上げると、メディアの伝えるニュース項目の中では格別、以下に引用する二つの記事に目を留めた。前段の記事は、新型コロナウイルの増加傾向にかかわる専門家の緊急提言である。一方、後段の記事は、新型コロナウイルにかかわる世界中の関心事にたいする朗報である。きょうは自作文に替えて、二つの引用記事を並立するものである。もちろん手抜きではなく、関心事ゆえである。
【「急速な感染拡大に至る可能性」政府分科会が緊急提言】(112/9、21・月曜日、21:04配信 朝日新聞デジタル)。北海道などで新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、政府の分科会が9日、週後半の予定を前倒しして持ち回り形式で開かれ、政府に対策の強化を求める緊急提言をまとめた。会見した尾身茂会長は全国的に感染が拡大しているとした上で「北海道や大阪、奈良、愛知、岐阜などで増加傾向が明らかになった。このままいくと急激な感染拡大に至る可能性が十分ある」とした。提言では、(1)今より踏み込んだクラスター(感染者集団)対応(2)感染リスクについて、若年層や飲み会参加者にも伝わる情報発信(3)店舗や職場などでの感染防止策の確実な実践(4)国際的な人の往来の再開に伴う取り組みの強化(5)クラスターの由来を明確にするだけでなく、感染対策を検証するためにも有効なウイルスの遺伝子解析の推進が必要だとした。 こうした「5つのアクション」に加えて、年末年始の休暇の分散▽小規模分散型旅行の推進▽保健所機能や医療提供体制の強化も、これまで以上に進めていくことが必須だという。
【【速報】米ファイザーなど開発のワクチン候補、最終段階の治験で90%効果確認と発表】(11/9・月曜日、22:10配信 TBS系・JNN)。アメリカの製薬大手「ファイザー」とドイツのバイオ医薬ベンチャー「ビオンテック」は、開発中の新型コロナウイルスのワクチン候補について、最終段階の第3段階の治験で90%以上の参加者に効果が確認されたと発表しました。今月15日以降にアメリカで緊急使用の承認手続きを申請するとしています。年内に世界で5000万回分の提供が可能だということですが、日本もこのワクチンの供給を受けることで基本合意しています。