わが身、冷える夜長

 十一月十三日(金曜日)、日付を変えただけで、きのうとまったく同様の文章である。こんな文章は書くことはもとより、人様に読んでもらう価値もなく、書けば恥晒しにすぎない。もちろん、だれのせいでもなく私自身のせいである。その証しには、このところ掲示板上のカウント数は減り気味である。そのため現在の私は、ありきたりの自業自得という、言葉を浮かべている。
 季節は週初より寒気団を呼び込んで、現在のわが身はブルブル震えている。寒気団とわがぐうたらのしっぺ返しにあって、わが気分は萎えている。おのずから、「ひぐらしの記」には打ち止めランプが点滅している。
 きょうはきのうに続いて、メディアの報ずる引用文でお茶濁しである。それでも、記事には確かな違いがある。それは、新型コロナウイルにおける第三波到来の明らかな宣言である。
 【1日当たりの感染者、過去最多更新 東京は3カ月ぶり350人超「第3波」鮮明】(毎日新聞)。「新型コロナウイルスの感染者は12日、全国で新たに1662人を確認し、これまで最多だった8月7日の1607人を超えた。東京で393人、大阪231人、神奈川で147人の感染が確認されるなど大都市圏での拡大が目立つ。また、北海道も236人に達し、地方の感染も依然として深刻だ。『第3波』の到来が鮮明となり、政府や自治体などは換気の徹底などの対策を改めて呼び掛けている」。
 引用文の繰り返しでは、ブルブル震えてまでも、書く価値はない。挙句、わがぐうたらが、読者各位様にはほとほとかたじけない。深々と冷える夜長は、わが身に堪えている。