恥ずかしや、無題

 きのう(二月十二日・土曜日)は、住宅地内に新たに開業されている歯科医院に初めて出向いた。しかし、これまでのかかりつけの医院から、鞍替えとなるかの決断は先延ばしにある。とりあえず、近いゆえの利便を優先したのである。歯の痛みは市販の鎮痛剤でかなり和らいだ後の初診だった。そのため、肝心要の痛みの根源の決め手がわからず、ちぐはぐな会話となり、私は診察をてこずらせてしまった。とても申し訳ない気分のつのる思いに打ちひしがれて、帰宅した。こんなことでは次の予約の申し込みは、先生自身から拒否されるかもしれない。わが不徳ゆえにそののち現在まで、私は憂鬱気分に苛まれている。
 昨晩は、痛み止めの服用は止めて就寝した。それでも、痛みはぶり返すことなく、いやかなり和らいでいる。その証しには二度寝にありついて、オマケには夜明けさえをも知らずに寝過ごしてしまった。おのずから、休むつもりでいたけれど、朝御飯の支度を中途にして、階段二段飛びで二階に上がった。そして、パソコンを起ち上げて、こんな文章を書いている。
 結局、恥をさらしただけである。そのため、文章を結んで、妻の待つ朝御飯の支度に駆け降りることとする。表題のつけようはない。