心身震える、夜明け前

 人生晩年の日常生活は、こんなものだろうと、諦めきってはいる。しかし、悟りきってはいない。こんなものとは、息苦しい日常生活である。きょう(十一月十三日・土曜日)は、早立ちで東京へ向かう。コロナ禍のせいで自粛を強いられていたため、久しぶりの次兄宅への表敬訪問である(東京都国分寺市内)。ところが、心晴れのする訪問でもない。なぜなら、互いの老いを確認するだけになりそうである。
 このところは暖かい日が続いていた。けれど、起き立てのわが身体は、ブルブル震えている。一方、心象は寒暖にかかわらず冷えている。またしても、書くまでもないことを書いた。いっときのズル休みではなく、もう書かないほうが、わが身、人様のために良さそうである。結論は電車の中で、ぐるぐるとまわりそうである。