わが掲げてきた生涯学習は、友人・知人さらには声無き声の人様の激励と厚情に支えられて、身に余るたくさんの実を結びました。ひたすら、御礼を申し上げるしだいです。彼岸が過ぎて寒さに向かうにあたり、「もう止めてもいいかな?……」と、思念をめぐらして起き出してきました。枕元では目覚めて、わが愛読書の分厚い国語辞典をひもといていました。命あるかぎりほそぼそと、この動作だけは欠かせません。なぜなら、わが夢づくりの原点を成してくれたありがたい教科書だからです。
一方ではかぎりなくたまわっている交情を断つ勇気はなく、心中では今なお決断がさ迷っています。九月二十七日(月曜日)、この先に訪れる寒気と秋の夜長は、とことん恨めしいかぎりです。
デジタル時刻、5:14。文章を閉めて、冷えた寝床へとんぼ返りをいたします。再び、国語辞典をぺらぺらとめくれば、すぐに二度寝にありつけます。