九月六日(月曜日)、記事引用。【東京パラリンピックが閉幕 東京2020年大会が全て終了】(9/5・日曜日22:03配信 毎日新聞)。「東京パラリンピックは5日、閉幕した。新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京大会は、オリンピック(7月23日~8月8日)、パラリンピック(8月24日~9月5日)ともに日程を終えた。パラリンピックには、162カ国・地域と難民選手団の約4400選手が参加した。東京での開催は57年ぶり2回目。13日間の日程で22競技、539種目を実施し、日本は51個(金13、銀15、銅23)のメダルを獲得した。」
私見:テレビ観戦。オリンピックおよびパラリンピック共に、総じて成功裏に終えたと思う。両者を比較すれば私は、オリンピックよりパラリンピックにたいし、はるかに大会の成功観と、自分自身の感動をたずさえている。
わがテレビ観戦の多くは、NHKテレビ一辺倒だった。オリンピックにかぎれば民放の視聴率稼ぎとも思える、勝利者だけを何度も称える風潮に食傷気味だった。言うなれば民放の場合は、感動押しつけの空騒ぎ、バカ騒ぎに思えるものだった。
パラリンピックのテレビ放送には、端(はな)から民放は少なく、いやほとんどなかった。オリンピックに比べれば視聴率を稼げないという、身勝手なおざなり観のせいであろう。反面、NHKテレビの競技中心の放送姿勢にありついて、そのぶん私は、静かな感動に浸ることができた。
やはり、国家的イベントは、NHKテレビだけでいいのではないだろうか。NHKだけでも、三チャンネルほどあったように思う。私は競技に合わせて、リモコンスイッチを回していた。そして、それで十分だったのである。私にとって、パラリンピックからさずかった感動はこの先長く続いて、もちろん一幕(ひとまく)ものではない。