七月二十一日(水曜日)、きょうの文章はわがコメントを抜きにして、全文がメディアの配信ニュースの引用である。その理由は、「東京オリンピック」の全容が網羅されているためである。なかんずく、変形オリンピックと言われるこのたびの東京オリンピックを記録に留め置くには、適当と思えているからである。
【東京五輪、21日に競技開始 史上初の無観客 ぬぐえぬ感染不安】(7/20・火曜日、19:56配信 毎日新聞)。新型コロナウイルスの感染拡大による史上初の延期に続き、ほとんどの会場が異例の無観客となる東京オリンピックは23日の開会式を前に、ソフトボールとサッカー女子を皮切りに21日に競技が始まる。懸念された選手や関係者の感染は相次いでおり、五輪をきっかけにした感染拡大への不安は拭えないでいる。開幕に先立ち、国際オリンピック委員会(IOC)の総会が20日、東京都内で始まった。トーマス・バッハ会長は「感動、涙がアスリートによって作り出され、五輪のマジックになる。日本にとって輝くべき時になる」とあいさつ。新型コロナに対応した医療従事者らに感謝したうえで「世界中の何十億の人たちが五輪を楽しみ、(感染拡大防止に貢献した)日本の国民を称賛する。国際社会もスポーツの力、結束の力を待ち望んでいた」と語った。総会に出席した菅義偉首相は「多くの会場で無観客開催となるが、大会の意義は決して損なわれるものではない。世界が大きな困難に直面する今こそ団結し、人類の努力と英知によって大会を開催し成功させる。このことを世界に発信したい」と開催意義を強調。宮城県でのサッカー開催などを例に挙げ「復興が進んだ日本の姿を力強く発信をする機会になる」と、東日本大震災からの「復興五輪」をアピールした。新型コロナの感染状況については「ワクチン接種も始まり、長いトンネルにようやく出口が見え始めている」と述べた。東京大会は、史上最多33競技339種目を実施する。福島市の福島県営あづま球場で午前9時開始のソフトボールの日本―オーストラリア戦が全競技で最も早い開催。サッカー女子で日本は午後7時半から札幌ドームでカナダとの初戦に臨む。東京五輪・パラリンピック組織委員会は20日、新たに国内在住のボランティア1人を含む9人の大会関係者が陽性になったと発表し、検査結果の公表を始めた1日以降で計67人となった。ボランティアからの陽性確認は初めて。18日に選手ら3人の陽性が判明した南アフリカのサッカー男子チームについて組織委は、濃厚接触者とされた21人のうち3人は濃厚接触者から除外されたことを明らかにした。南アフリカは男子サッカーが始まる22日に日本と対戦する。濃厚接触者でも競技開始前6時間以内のPCR検査で陰性なら出場が認められる方針だが、試合には少なくとも13人が必要で、大会運営の難しさに直面している。東京、北海道、福島、千葉、埼玉、神奈川の6都道県は史上初の無観客開催となる。サッカー会場の宮城県、自転車会場の静岡県は「収容人数の50%以内かつ最大1万人」の観客上限を適用。サッカーが行われる茨城県は地元の子供たちに割り当てられる「学校連携観戦チケット」の枠のみで、一般観客は入れない。