気狂いはしてません

 七月五日(月曜日)。嗚呼、嘆こう、嘆こう! しかも、一日に二度の予約がある。午前の部は九時半、そして午後の部は、二時きっかりである。初めての経験であり、なんだかキツネにつまされた思いつのるばかりである。おそらく、こんな繰り返しでわが人生は、やがてではなくまもなく、終着駅にたどり着く。こんなロマンごとは、言えない。行き着くところは、墓場である。愉快な旅気分を望んでもそれは叶わず、苦しんで、苦しんで! ジタバタしながらの到着である。
 きょうは起き立てのいたずら書きで遊んで、これにて閉じて、主婦業と通院準備に入る。わが人生は、「あしからず」と「かたじけない」の詫びの連なりである。梅雨空から、やらずの雨、そぼ降る夜明けである。気狂いはしてません。