身勝手に「悪しからず」

 六月二十五日(金曜日)、夢遊病者に変りはてて、寝返りを繰り返しているうちに、寝坊していました。起き出してきてこれから、慌てふためいて朝の主婦業に入ります。それゆえに、休みます。またしても、かたじけない気持ちにとらわれています。
 きょうは悪びれず身勝手に、「悪しからず」、という逃げ口上を添えます。梅雨の合間の夜明けは、やはり梅雨空です。心はいくらか病んでいますが、身体はすこぶる健康です。飛びっきりの「嗚呼、無情」です。