五月二十六日(水曜日)、継続だけが取り柄の『ひぐらしの記』も、継続に翳りが現れています。継続するにあっての根幹をなす、意欲の喪失に見舞われているからです。かかりつけの主治医先生に相談すれば、おそらく「加齢のせいですね!」と、悪びれることなくひと言で、一蹴されること請け合いです。確かに、病を診立てる主治医先生にすれば、手間ひまかからずもっとも的確な診断になりそうです。
この言葉には、「いや…」と、口を挟むことのできない無慈悲さがあります。だから抵抗できずに、「そうですね…」と、心無い相槌を打って、不承不承ながら、納得せざるをえません。こんな「犬も食わない」文章を書いて、きょうは休みます。
明るい朝の陽射しの下、起き立てすぐに、道路を隅から隅まで丁寧に掃いて来ました。ところが、この日課も加齢のせいで、今や「風前の灯」状態です。加齢を嘆くのは馬鹿げていますから、もちろん嘆いてはいません。素直に、諦めています。