五月二十二日(土曜日)、関東地方は気象庁の怠慢ぶりのあらわれでもあるかのように、いまだに「梅雨入り宣言」をみないままである。ところがわが体感では、とっくに梅雨入りを感じている。実際にもきょうの夜明けの空は、またもや小雨まじりのどんよりとした梅雨空である。こんな日が続けばデータにすがることなく、梅雨入り宣言でも構わないであろう。もちろん、科学無知きわまりない、わが凡愚の下種の勘繰りである。
きのう(五月二十一日・金曜日)の文章にあっては、私は書き殴り文をさらけ出し、だらだらと長い文章を書いてしまった。かたじけなく、心底より詫びるところである。読んでくださる人は疲れるけれど、書いた私も疲れ果てていた。そのためきょうは、休養を決意していた。しかし、こんなことで挫けてはならないと意を替えて、私はメディアの伝える配信ニュースの引用を試みる。もちろん自力では叶わず、他力にすがる継続にすぎない。
さて、幸いなるかな! 東西の大都市、すなわち東京都と大阪府における新型コロナウイルスの感染者数は減少傾向にある。ところが一方、日本列島の南北に位置する沖縄県と北海道においては、感染者数が過去最多を更新続けて、なお増勢傾向にある。日本国民であれば当該自治体の出来事として、他人事(ひとごと)にはならず憂慮すべきことである。
沖縄県はきのう、感染者数が過去最多を記録し、あす(五月二十三日・日曜日)から、六月二十日(日曜日)まで余儀なく、緊急事態宣言の仲間入りをした。北海道は先駆けて現在、緊急事態宣言下にある。それでも、感染状況はこんな状態にある。日本国民にとっては、つらくかなしい由々しき現実である。
【北海道は全国最悪レベルの状況 過去最多の727人感染】(朝日新聞デジタル2864)。「北海道では21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに727人確認された。13日の712人を上回り過去最多を更新し、3日連続で600人を超えた。死者は12人。感染力が強いとされる変異ウイルスが猛威を振るっており、全国でも最悪レベルの感染状況だ。鈴木直道知事は定例会見で『最大限の危機感を持って感染拡大を食い止めたい』と述べ、16日からの緊急事態宣言後初となる今週末の外出自粛を呼びかけた」。
梅雨入り宣言最速の沖縄県は、梅雨真っただ中の戦いのさ中にあり、梅雨のないと言われる北海道は、新型コロナウイルスの感染恐怖のさ中にある。声なき声で、双方の苦闘にエールを送らずにはおれない。さいはて、南と北の自治体、とことんがんばれ!。「旅行者から持ち込まれた感染!」と、言われると日本国民のひとりとして、ただただ立つ瀬がない。きのうよりちょっぴり短い文だが、だらだら感は否(いな)めない。