嗚呼、ああ……

 書くこともない、書きたいこともない。年を取るということは、こうもつらいものかと感じている。すなわち、自分が年を取れば優しい、身内、友人、知人、すべてが年を取る。それが身に染みて、心に沁みてつらいのである。
 こんな下種(げす)な文章を書いたとて、自分自身は認知症状を感じていない。しかし、傍(はた)から見ればどうであろうか。四月十七日(土曜日)、けさもまた寝坊助をこうむり大慌てである。どんよりした曇り空の夜明け訪れている。嗚呼、ああ……。