無念!

2月17日(月曜日)。痛憤をおぼえ、虚しさ、切なさ、遣る瀬無さを募らせて、起き出している(5:00)。拉致被害者・有本恵子さん(失踪時23歳)のお父様が亡くなられたという(2月14日、96歳)。拉致被害者の親世代で残る人は、横田めぐみさんのお母様(89歳)、お一人だけという。きょうはこれらのことだけで、ほかは書く気になれない。手抜きではない。書く価値がないからである。老いて、私は84歳。一人娘の親の心情は、他人事にはできず痛切きわまりない。書くべきではなかったのかもしれない。なぜなら、無傷のわが心情は、めぐみさんのお母様のつらい心情を逆なでしているのかもしれない。いたずらに「時」が過ぎてゆく。無念!