ひぐらしの記 嵐のように、揺れ動く心象 5月9日(木曜日)。風の強い曇り空の夜明けが訪れている。パソコンを起ち上げて、心中にこんなことを浮かべている。(「ひぐらしの記」は、わが終末人生におけるわが家の破綻、加えてわが夫婦の命の絶え時に向かう文章へ成り下がっている。恥ずかしいとは思... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 偕老同穴とも白髪 5月8日(水曜日)。ゴールデンウイークが過ぎて、人間界も自然界も正規軌道を回り始めている。この時季の自然界の正規軌道とは、人間の心の和む晴れの夜明けである。ところがわが家の場合は、反転回りである。きのうは妻の定期診断で、「大船中央病院」(鎌... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 生存 5月7日(火曜日)。生きて、「振替休日」明けの夜明けを向かえている。きのうは心臓と脳の異常発作に怯えて、静かな暮らしで一日を生き延びた。懸念していた状態は、現在までは免れている。ゆえにいつもと変わらず、起きてパソコンを起ち上げている。しかし... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「休日病」とわが命 きのうの「こどもの日」にかかわる、「振替休日」(5月6日・月曜日)の夜明けが訪れている。人々の楽しみ多い、ゴールデンウイークのしんがりを飾るにふさわしい、晴れの夜明けである。しかし享楽の後には、楽しくない「ツケ」けがある。一つは、行楽帰りの... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 母恋慕情つのる「こどもの日」&「立夏」 ゴールデンウイークのブービーを彩るような、朝日輝く夜明けが訪れている。「山は緑」、居りっか住まいでは飽き足らず、どこかへ飛び出し(旅)たくなっている。5月5日(日曜日)、カレンダーには、「こどもの日」と「立夏」が併記されている。幾星霜、年齢... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 「山は緑」、「里は心」 「みどりの日」(5月4日・土曜日 祝祭日)。文字どおり「山は緑」、好季節の到来である。わが家周りの緑は、夜明けの光に美しく映えている。この時季、自然界の恵みには私にかぎらず人は、謳歌と称賛きわまりない。まさしくゴールデンウイークは、この恩恵... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 旅気分の夜明け 憲法記念日(5月3日・金曜日)。憲法を定めた人間の知恵に感謝する。太陽の恵みに感謝する。まるで、草野球でグランドスラム(満塁ホームラン)を打ったような、胸の透く(会心)夜明けが訪れている。愚痴こぼしは言わない。無駄なことは書かない。なぜなら... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 再三再四の「嗚呼、無情」 5月2日(木曜日)。目覚めると両耳へ枕元に置く補聴器を嵌めて、パソコン部屋へ向かって行く。わが習わしの一日の始動である。ところが心境は前を向かず、後ろ向きでこんな状態にある。(もう、書けない。書きたくない)。小雨そぼ降る夜明けが訪れている。... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 5月初日 歳月はカレンダーにそって、4月から5月に入る(1日・水曜日)。季節は晩春を過ぎて、今週末には「初夏」(5月5日・日曜日)が訪れる。それに応じて、山は緑を深めてゆく。水は温みを強めてゆく。人間界における出会いの月4月は、様々な儀式を終えて、す... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 4月末日 4月末日(30日・火曜日)。(ああー、もう、4月が終わるのか!)。私は嘆息まじりに起き出している。小雨降る、夜明けにある。嘆息はこれだけではない。生来、わが脳髄は鈍重であり、加えて手先は不器用である。これらを含めて寝起きのわが嘆息は、極限状... ひぐらしの記前田静良