ひぐらしの記 「花より団子」 頃はよし、桜の花の満開の時季にある。しかし、私に花見や宴(うたげ)の気分は出なく、恨めしく時が流れていく。人生の終盤において、文字どおり人生の悲哀が訪れている。それに打ち勝つ気力を失して、きのうの私は、またもやずる休みに甘んじた。昼間にあっ... ひぐらしの記前田静良
ひぐらしの記 わが財布の役割 三月二十三日(火曜日)、寒気のぶり返しに遭って、身を窄(すぼ)めている。いや、実際には太身(ふとみ)は一ミリも窄んでなく、気分だけが萎(な)えている。 体重コントロールは、わが長年の願望である。これまで、体重減らしのための努力は、何度も意... ひぐらしの記前田静良