大空眺めて、作文

 10月11日(水曜日)、久しぶりに雨模様のない夜明けが訪れています。薄い日本晴れを隠し、白雲や彩雲が色彩を添えています。晩秋の夜明けはようやく、願ったり叶ったりです。しかしながら寒気は、わが身に堪えています。それでも、本来の季節に応じた夜明けであればうれしく、我慢しなければなりません。
 きのうの夜明けに書いた文章では雨模様で晴れ間を望めず、私は自然界のしわざに難癖をつけました。ところが時間を追って、かつての「体育の日」の日本晴れを髣髴するような好天気になり替わりました。そのため昼間の私は、心中で早とちりを詫びました。
 ここでしばし、指先を休めて、大空模様を眺めます。不断の私は朝・昼・晩にあって、大空模様を仰ぐのが好きです。その時々に大空の描く風景はまさしく千変万化、果てしなくかつ汚れのない無償の恵みです。これこそ、ひとり悦に入ることのできる天恵です。
 先ほどの薄い日本晴れは、浮雲を遠のけて朝日が射し、青色を増した晩秋の日本晴れになり替わりはじめています。待ちに待った、胸の透く夜明けの風景です。ようやく、晩秋の好季節が訪れています。きょうはこのことを書くだけでいいでしょう。きょうのわが行動予定は、気分良く買い物行です。売り場は、「果物の秋」全開です。出回り中のサンマ(秋刀魚)は、すでに二度ほど食べています。学童の頃の「綴り方教室」の作文になりました。