古閑さん、すっきりしました 

 そうでした。おいらん草でした。子供の頃、花の開いている方を鼻の頭にくっつけて遊んだものでしたが、花開く頃、我が家にも濃いピンク色の花が咲くのですが、いつもその名前を思い出せなくてすっきりしないのです。いつの間にか庭に咲いていた花ですが、繁殖力旺盛で株が大きくなり、茎が長く花が咲くと頭が重くなってみんなうなだれてしまいます。雨でも降ろうものなら、地面に花の房がくっついて見るも無惨になります。
 古閑さんのお庭のおいらん草は、絢爛豪華でまさに花魁(おいらん)のようなたたずまいですね。
 悔しい思いを抱いて帰宅される碁は、私も職場の男性相手に悔しい思いをしたものです。負けると、もう一回、勝ってもまた一回と、やみつきになります。職場の上司で碁の強い人が居て、「相手をして下さい」とお願いしたら、「弱い人とはやらない」と言われて、これも悔しい思いでした。その方は、「覚えたければ、これを読んで勉強しなさい」と囲碁の本をくれました。でも私は読んでも覚えられませんでしたし、勉強をして楽しむ心境にはなれませんでした。勉強嫌いの私でしたが、今は懐かしい想い出です。