世界事情(トルコ地震)、日本事情(地に落ちた日本人の徳)

2月9日(木曜日)。起き出して、まったく自己都合だけの文章である。いや、文章とは言えない。なんでもいいから書かないと、沙汰止みになるのを恐れて、メディア報道にすがったにすぎない。一つは天災、「トルコ地震」にかかわるものである。「トルコ、シリアを合わせた死者は8日、1万1000人を超えた。死者数が1万人を超える地震は、2011年の東日本大震災以来となる。トルコでは6400軒以上の建物が倒壊した」。一つは人災、このことである。「フィリピンを拠点とし、特殊詐欺と日本国内広域強盗事件にからんで、フィリピンから移送された容疑者4人の逮捕」である。天災、人災共に、文字どおり世界と日本を震撼させたものである。前者は、事件とは言えない青天の霹靂であり、耐えるしかない。後者は、まさしく人の為す大事件である。共に、悍(おぞ)ましいことには変わりない。しかしながら、人間の、いや日本人の、恥晒しでは後者である。確かに前者は、大地を揺るがした。確かに後者は、地に落ちた。その落ち方は、どん底すなわち、かぎりなく惨(みじ)めである。メディアすがりの文章で、頓挫を免れるかどうかは、明日へ持ち越しである。