1月24日(火曜日)。寝床の寒さ対策はしたけれど、火の気のないパソコン部屋は、冷蔵庫の中みたいにも感じている。温まっていたわが身体は、たちまち冷えてブルブル震えている。こんな部屋では長居は無用。だから、わが文章に替えて、メディアの伝える記事を挟んで、ほうほうのていで再び、寝床へ潜り込むつもりである。【日本海側で危険な大雪・暴風雪 太平洋側でも積雪に要警戒 外出は控え安全確保を優先 tenki.jp】。山紫水明、雪月花。自然界が人間界に恵む風景にあって、シルバー(銀色)に彩る雪景色は、人それぞれに思いは異なるけれど、それでもたぶん最上位に位置している。私の場合は、まちがいなく最上位にある。ところが半面、雪景色を彩る雪は、降り方(積雪の嵩の高さ)によってこれまた、人間界に悪さをする最上位に位置する。確かに、水(海)も山(霊峰)も大暴れをして、人間界に大きな被害や苦難をもたらすことたびたびある。多くの人々に愛でられる花々と、曲がり間違えば毒花もある。その点、月は待ちに待った「月見の宴」で翳るくらいで、人体に大きな悪さをすることはない。わが子どもの頃の雪降りの日の思い出は、雪だるま、雪合戦、雪掻き、雪滑り、さらにはドンブリに新雪を取り、砂糖をかけて食べた似非(えせ)かき氷に凝縮される。雪道に転ぶことはあっても、冷たいだけで痛くはなく、ほぼ楽しい思い出ばかりである。文字どおり長い氷柱(つらら)を、ポキポキ折りながら、食べたことも楽しい思い出である。雪がこんなにも人間界に悪さをすることを知ったのは18歳で上京し、以来関東地方(東京都、埼玉県、神奈川県)に住むようになってのことである。それでもその悪さは実体験ではなく、九州(熊本)に比べて、より身近に感じていたにすぎない。結局、わが見る雪景色のつらい風景は、テレビニュースに観る雪の降り様のもたらす、人々の苦しむ光景である。日本列島の多雪地方にあっては、大雪警戒警報が出ている。それゆえ、わが雪景色礼賛は慎む覚悟で、現在は起き立ての寒さを堪えている。山沿いのわが家周辺にも、雪が降りそうである。だとしたら積もらず、チラチラ小雪が舞う程度を願っている。ひたすら願うのは、警戒警報が出ている地方および地域の人々の安寧である。今や雪景色は、心中の思い出と風景で、十分こと足りる。嗚呼、寒いなあー。だらだらと、長く書いてしまった。夜明けの光(熱源)は、まだ先である。